2007/08/10(金) Zepp Sendai
Set List
- 禁断の果て
- 騒音おばさん Vs 高音おじさん
- けだるい色の花
- 若者たち
- LONELY LONELY
- 洪水の前
- Fiance
- Desire Red Rose
- 千年ロマンス
- O.Z.Y
- 愛の偶像(ラブアイドル)
- Super Star
- Kaleidoscope
- Techno Glamorous ('59 LP Standard)
- 君に会いたい
- Endless Dream 2007
- Rock'n Roll(って高見沢さんが叫んでた)
- 騒音おばさん Vs 高音おじさん
- Song for You
たれみみの思い出
行って来ました!Zepp Sendai。仙台駅東口にくっついて建ってました。駅東の広場で席ごとに並んでから、会場内に案内されました。ドリンク別というのは飲むなら払う、というのではないんですね。入場時に全員500円と引き換えにコインを頂いたのですが、よく分からず「これ何ですか?」と聞いてしまいました。初めてのライヴハウスでオロオロ。メモリアルチケットが細長かったのにもちょっとビックリ。
グッズは開演前発売もあったためか、売り場は混雑しませんでした。今日はパンフとサクマドロップだけを購入し会場内へ。開演を待つ間にかかっている曲はハードな曲ばかりで、クラシックというイメージがあるTHE ALFEEとは全然違いました。だんだん心拍数が上がって来ました。
開演時間になると下手から、黒で衣装を統一したメンバーが登場しました。上手の方から、ギターのKOJIさん、キーボードのTADASUKEさん、ちょっと下がってステージ中央にそうる透さん、その隣りにベースの中川量さん、そして一番下手にLUKEさん、という順番でした。メンバーの皆さんが定位置に着いて『禁断の果て』の前奏が始まると、純白の衣装が際立つ高見沢さんが下手から登場されました。高見沢さんのマイクは中央に置かれていましたが、私の席もほぼ真ん中で真正面だったので、心拍数がさらに上昇してしまいました。ライブハウスは観客席ももちろんですが、ステージもこじんまりとしていて、とてもアットホームな感じでした。
- 禁断の果て
- 騒音おばさん Vs 高音おじさん

『騒音おばさん Vs 高音おじさん』
コントはなく、おばさんのセリフは高見沢さんが可愛く歌っていました。思わず笑ってしまうと、高見沢さんも歌いながら照れ笑いをしてました。
それぞれのソロは、ピアノ、ベース、KOJIソロと代えられて、Support Memberの見せ場となってました。いいなぁ。これ。有明も参加してから気づいたのですが、エアギターはやり忘れたようです。ちょっと不思議な間があって、高見沢さんが困ったようにニッコリ。
〜MC〜
「ようこそ天使の狂宴へ。いきなり全開でしたが、ついてこれたかなー。(両手を広げて)あとで紹介しますが、今回一緒にツアーを回る天使軍団です。なかには元悪魔もいますが、細かいことは気にしない。」
- けだるい色の花
- 若者たち
『若者たち』
これも高見沢さんが全部歌うのかー、と思いました。ノドは大丈夫かな?「おーおーおー」のところは、Support Memberの皆さんも一緒に歌っていました。
〜MC〜
「『けだるい色の花』は(歌詞が)あがってくるのは早かったんですが、頭のなかがずっと"どんがらとんがら"いってました。どうやって曲をつけようかと…。あと『若者たち』は、若者たちと、かつての若者たちと歌った、懐かしい曲です。幼い頃に聴いた曲って、心に焼き付いてずっと残るんだよね。だからみんなも、はるか…昔の…幼い頃に聴いたTHE ALFEEの歌が……ちょっとは否定しろよ!」
そんな〜〜(^ ^)。大爆笑になりました。
「いいか?もう一回な。みんなも、はるか昔の、幼い頃に…」
え〜〜〜っとブーイング。するとすかさず春ツアーのネタ。
「厚かましいんだよ!」(←(T▽T))
後ろでSupport Memberの皆さんもとても受けていました。なんだか嬉しかったです。
「THE ALFEEの歌がみんなの心に焼き付いて…」
高見沢さんがまた話始めると、観客席から「ついてくよーー」と声が掛かりました。
「んん?」
首を傾げる高見沢さん。また「ついてくよーー」と声が掛かると、可愛く首を傾げてさらに聞こえないふり。

可愛い!カワイイ!かわい〜い!
ウケました(^ ^)。Support Memberの方々が。特にTADASUKEさんが大受け。

「こっちがなんか、ウケてますけどね…。」
と高見沢さんが照れまくってました。いやもちろん、客席も大ウケけでしたよ(^ ^)。
「今回たくさんのインタビューを受けたんですが…以前はインタービューで、気に入らない質問されると無口になったりしてたけど…俺も大人になったなあ。昔、『あれ?メイクしてないんですか?』って言われて、24時間してるわけねえだろってキレたことがありましたが…俺も大人になったなあ。」
「良く聞かれるのはバンド長続きの秘訣ですが、それはライヴを続けることだよね。あとはその髪の綺麗さは何ですか?それはヒミツです。髪の話題は自虐的になるから止めようって言ってるのに、言ってるそばから話し始めるんだよね、あの二人が。だから二人の分まで頑張ります。」

後ろで、カツラをきゅっきゅっとなおすフリをするLUKEさん。
高見沢さんのMC中は、ついつい左側を見てしまいますが、まるで桜井さんのように、MCをフォローするかのように、後ろで笑いをとるLUKEさんに、なんだか安心してMCが聞けました。高見沢さんが、温かく見守られているような感じ。
「ホントは寂しいんじゃないの?って言われるけど、そんなことはないです。『LONELY LONELY』」
- LONELY LONELY
- 洪水の前
『洪水の前』
歌の前に、薄青い色が入ったのサングラスをかける高見沢さん。『別冊カドカワ』で、「ライヴでは難しそう」と話していらしたので、まさかこの歌が聴けるとは思いませんでした。嬉しかったです。
〜MC〜
「つんくとは歳は離れているけど、男同士って飲むと関係なくなるんだよな。もちろん上下関係はあるよ!オレにいろんなことを聞いてきて、その話からこんな詞を書いてくれたんだけど。言えてるな、ってとことそうじゃないとこがあって、まず妹はいないな、と。あと"かあちゃん"なんて呼んだこともないからなー。男って大きくなると…(クスクスと笑い声が)大人になると!(←言い直す(^ ^))おふくろと話す時に、あのさぁ、とかねえねえちょっと、とか接続詞で話しかけるようになるんだよな。」
後ろでTADASUKEさんがうんうん。
「僕?僕は『ママ』ですよ。うそだよーーーん。今度、"かあちゃん"って呼んでみようかな?ひっくり返ると思いますけど。」
「前のソロバルバムからはほぼ16年だから…16年ですね。ismに来たひといる?ああ、皆さん。変わりましたね。変わらないのは、ここ(ステージ)にいることです。」
結構MCが長く続きます。
「ロンドンのスタジオって賄いがつくんだけど。(みんな)へ〜って顔してますね〜。決まった時間に食事が出て来て、給食みたいな感じ。最初は物珍しかったんだけど、だんだん飽きてくるんだよな。僕は雲をみるとアイスクリームに見えるんだけど、ロンドンの雲は豆腐に見えました。今ではクオリティーの高い日本食料理屋がありますけど。日本食が食べたいな〜、豆腐とか、豆腐。それしか出てこないや。」
「そのとき創った結構早い曲を、プロデューサーが『もっとメロディを活かさないとダメだ』って、どんどんゆっくりにしてくれやが…してくれて、モノの見方って国によって違うなって思いました。『Fiance』」
- Fiance
- Desire Red Rose
『Fiance』
『主義-ism;』(1991/06/12)は10代だったので、高見沢さんが仰るように心に焼き付いています。詞もバッチリ。そのためかCDとの違い、特にコーラスがないのが寂しく感じられました。コーラスは主に、TADASUKEさんとLUKEさんが担当されていたみたいですが、TADASUKEさんがHappy with hunnyでも、書いていらっしゃいましたが、かなり高くてシンドイのでしょうか。

『Desire Red Rose』
歌う前にサングラスを外したのですが、曲の途中では、リボンをむしりとるようにして髪をほどいてました。なんだかすごい男らしかったです。
〜MC〜
「『Desire Red Rose』は16年前の『ism;』のツアーでだけ歌った曲です。どうやら、僕の前世はヴェネチアのどら息子だったみたいなので。前世って僕はわりと信じてるんですが。誰かと出会っても、あれ、なんか違うな、と思うと離れていっちゃうんだよね。二人のどこが良いのかよく分からないけど、あいつのここが好きだから一緒にいるんだ、なんていうのがあったらこんなに長続きしてないんじゃないかな〜と思います。」
メンバーとの出会いは、前世からの不思議な縁を感じてしまう程なのでしょうか。なんて純真なひとなんだろう、と心から羨ましくなってしまいました。あと王子連合との出会いにも、不思議な縁を感じていらっしゃるようでした。日本放送でのLUKEさんとの出会い(→こちらへどうぞ)、王子連合は全員血液型がA型で4月生まれ、バンドのリーダーだというお話をされてました。
高見沢さん「LUKEには最初2曲のつもりが、7曲手伝ってもらったんだけど、こんなに悪魔をこきつかって大丈夫かな?」
LUKEさん 「呪われますよ。」(←顔はニコニコ(^ ^))
高見沢さん「おいおい。」(←慌ててます。)
レコーディングが楽しかったのは、曲が良いからだ、とLUKEさんに褒められて、
「そうか〜?」
嬉しそうに照れる高見沢さん。観客席からは大きな拍手が起こりました。

「今のでLUKEの好感度が200%UPしました。」
横ピースをして嬉しそうに笑うLUKEさん。う…惚れそうです。
次ぎはKOJIさんの紹介です。
高見沢さん「お前やっとパーマが落ち着いて来たなー。」
開口一番これ(^ ^)。
KOJIさん「リハーサルではスキマスイッチみたいになってました。」
高見沢さん「でもKOJIは王子と一緒にツアー回るからって、6Kgダイエットしてきたんだよな。6時以降は食べないって。でもこないだ食ってたなー。」
KOJIさん「王子が僕に足りないものを、ツアー中に見つけてくれるって。まだ見つけてもらってないんですけど。」
9月にメジャーデビューされる『ALvino』の宣伝を、もっとさせてあげたかったようですが、緊張してみえるKOJIさんが、遠慮してあまりしゃべろうとしないので、高見沢さんが「いいのか?」と、ちょっとずっこけていました。
「でも生きるって飽きないよね。飽きたら困るんですが、飽きないのは色んな出会いがあるからなんですが、ひとや絵でも何かに出会ったときの音は…」
びろろ〜〜ん、とCrystal Angelを弾いてみせる高見沢さん。
「こんな変な音じゃないか。仙台ならなんだろう。伊達政宗。伊達政宗みてもしょうがねーか。奈良の大仏はどうだ?奈良で見るからすごいんであって、あれが家にあったら邪魔なだけだけど(←入らないよ〜)、俺が家にいたらうざいだろ?ピンぽーん、ただいま!って。自分でも家でこんな服着てたらうざいもん。」
大歓声になりましたよ(^ ^)。出会いのお話から、人生初のソロシングル、と次ぎの曲紹介となりました。
- 千年ロマンス
- O.Z.Y
- 愛の偶像(ラブ・アイドル)
- Super Star
- Kaleidoscope

『O.Z.Y』
後奏では、LUKEさん、KOJIさんも前へでてきて客席を煽ってました。このとき、おいで!って感じで高見沢さんがKOJIさんの方を振り返ってました。並んでギターを弾く姿がとっても素敵でした。
『愛の偶像(ラブ・アイドル)』
「お〜阿修羅〜。」
で拳を振る高見沢さん。そうか、ここで拳か〜、と思いつつ、一緒に振りました。
『Kaleidoscope』
イントロが始まった瞬間の歓声がすごかったです。すっごい盛り上がりました。記憶がとんでます。

最後はみんなで手を振って下手から退場されました。一番上手のKOJIさんが最後までステージに残る感じになり、振り返って笑顔で手を振ってくれました。ずいぶん緊張されていたようだったので、素敵な笑顔にホッとしました。
アンコール 1
高見沢さんが、いきなり独りきりで登場されました。
「今日は仙台のみんなのために、スペシャルゲストをお呼びしています。みんなDJっていっても馴染みがないかもしれないけれど、DJコンクールで世界一になった男です。DJ HANGER!」
ロックばんTVにゲストでいらしたDJ HANGERさんが登場されました。(2006年11月27日放送)高見沢さんと、拳と拳でご挨拶。ロックばんTVで、いつか一緒にやりたいね!って仰っていたのを実現されたんですね。
「ちょっと(髪型が)ドラゴンボールはいっていますが…。」
そうる透さんもステージに戻られて、『ギターとスクラッチの夕べ』が始まりました。
SOUL TOUL Official Web Siteによると、仙台からドラムセットがカレイドスコープ専用セットになったそうですが、私は今日が初日なのでよく分かりませんでした。本編では高見沢さんの真後ろになり、透さんもよく見えませんでしたが、このときは高見沢さんが少し上手に下がってギターを弾いていらっしゃったため、そうる透さんが、高見沢さんと視線を交わして笑うのが良く見えました。

ニコニコ透さん。3人ともとても楽しそうでした。(盛り上がったし、長かった(^ ^))
(透さんのドラムは黒でしたm(__)m。)
続いてベースの中川量さんが合流されて、今後は4人で『Techno Glamorous ('59 LP Standard)』が始まりました。高見沢さんのギターは残念ながら '59 LP Standardではなくてブラックビューティーだったと思います。
- Techno Glamorous ('59 LP Standard)
高見沢さんがメンバー紹介しながら、KOJIさん、TADASUKEさん、そしてLUKEさんを呼び込みました。両手を広げてステージに飛び出てきたLUKEさんは、ふわふわを肩に掛け、スケスケの…うきゃ〜(>▽<)。他の方は、インナーがツアーTシャツでお揃いでした。
「わが青春のGSから、懐かしいナンバーを行くぞーーー!『君に会いたい』!」
- 君に会いたい
- Endless Dream 2007
- Rock'n Roll(って高見沢さんが叫んでたから多分)
- 騒音おばさん Vs 高音おじさん
『君に会いたい』
ハンドマイク〜〜(><)。サビで急に元気良く、前へ飛び出して来る高見沢さん。歌詞がバッチリだと推察されます(^▽^)。

『Endless Dream 2007』
なぜライトセイバー?嬉しそうに振り回しながら飛び回ってました。すっごい会場内が熱くなり、次の『Rock'n Roll』もすっかり記憶がとんでます。
『騒音おばさん Vs 高音おじさん』
え?また演ってくれるの?と思ったのですが、本編では全部高見沢さんが歌ったので、ちょっと寂しかったのが、アンコールでこんなサプライズがあるとは…。LUKEさんと、KOJIさんのババアにはひっくり返りそうになりました。楽しいよーーー!!

後奏では、前に飛び出して来たLUKEさんが、急に床に沈み込んだので、転んだのかとびっくりしました。「HEY!」に合わせてギターのネックを振り上げるのが、とっても素敵でした。

最後は3人並んでギター!!なんだか会場が揺れるようでした。

後ろの方をみて、サポートメンバーに手招きをする高見沢さん。
みんなで1列に並ぶと、手を繋いでお辞儀。大きな拍手のなか高見沢さんがサングラスを外すと、さらに大きな歓声が起こりました。このときの汗まみれで眼をキラキラさせた高見沢さんの笑顔は、なんだか優しげで、達成感に溢れていて、決して忘れないと思います。
最後はまたKOJIさんが残って、手を振ってくれました。この後自然に大きな手拍子になり、収まらないまま熱いアンコールになりました。
アンコール 2
青い方のドロップ缶を振りながらご登場。嬉しそうにカチャカチャさせていたら、蓋が開いてしまったらしく、床にこぼれてしまいました。ビックリされたようで、一瞬固まって観客席の方を見てニッコリ。床から蓋だけ拾ったあと、いったん閉めたのですが、また開けてひとつドロップを取り出してました。(あ、サングラス忘れてた。)


「今日のラッキーナンバー(←?)は緑です。ポリポリ。何の味だろう?メロンか!ノドに優しいドロップ。よろしくね♥」
サングラスを外して、シンプルな白いエレアコを手にされました。ローディーさんが袖へ引き上げるときに、床にこぼれたドロップを拾って行かれました。客席からはクスクスという笑い声と拍手がちょっとおこりました。
「生きる意味ってそれぞれだと思うんですが、やっぱりこの瞬間だよね。生きていれば失敗しても取り戻せるし、また次は失敗しないように気をつければいいんじゃないかと思います。なかなかできないんですけどね。何も出来ないから…歌を創ることしか、ギターを弾くことしかできないからな…。」
「これしかできないから、ひとつだけだから、一生続けて行こうと思います。それでは、仙台のみんなに、心の歌を贈ります。」
- Song for You

まさかこの歌が聴けるとは…。この歌を聴いていた頃の思い出が一気に甦りました。小田急線沿いに立てられていた大きな『主義-ism;』の看板とか、ソロライブに行けず膝を抱えて泣いたこととか…イタタ…。
たった独りでギター1本でズテージに立つ高見沢さんは、細くてちょっと寂しそうに見えました。高見沢さんの眼はキラキラしていて、もしかしたら涙ぐんでいらっしゃったのかもしれません。長めのお辞儀のあと、ピック餌撒きはされずステージを後にされました。
終わったーー、という燃え尽きた感じが皆さんにもあったのかと思います。アンコールの声もなく静かな解散となりました。こんなに自然に体が飛び跳ねて、歓声をあげてしまったライブは久し振りでした。高見沢さんのファンで良かった、と心から感謝しながら仙台を発ちました。
(2007/08/21 更新)