青い追憶を辿りながら

2008/08/17(日) パシフィコ横浜国立大ホール

Set List

  • Kaleidoscope
  • 君に逢いたい
  • O.Z.Y
  • 千年ロマンス
〜MC〜
  • 愛の偶像(ラブ・アイドル)
  • Super Star
〜〜MC〜
  • Yesterday(The Beatles)
  • ヤマトより愛を込めて
〜〜MC〜
  • 天使の奇蹟
  • Desire Red Rose 2008
〜MC〜
  • まほろば
  • 禁断の果て
  • 白夜 〜Metal Byaku-ya〜
  • 月姫
アンコール 1
  • Berlin Rain
  • Techno Glamorous ('59 LP Standard)
〜Anchangさん登場〜
  • Lonely Heart
  • Endless Dream 2007
  • へびめたバケーション(横浜メタル編)
  • 悲劇受胎
  • 騒音おばさん Vs 高音おじさん
  • 月姫
アンコール 2
〜MC〜
  • One Way Love

たれみみの思い出

それまで蒸し暑い日が続いていたのに、この日は雨になり急に肌寒くなりました。まるで高見沢さんソロツアーと一緒に、夏まで終わってしまうかのようでした。さすがに少し疲れが溜まっていましたが、今日は仕事もお休み。宇都宮始発の湘南新宿ラインに乗って、ぐっすり眠ったまま横浜へ直行。楽ち〜ん♪

前日同様に、開演のアナウンスは面白可笑しくまずは、ツアータイトルから。
「TBSラジオ主催、THE 3RD PLANET…云々(忘れました)…長いタイトルでごめんなさい♪」
昨日よりもだいぶハメを外し気味のアナウンスでした。

「まもなく開演ですので、お席に着いてお待ち下さい。トイレの方は早めにお済ませ下さい。済ませておかないと、あまりのギターの爆音にびっくりして、お漏らししてしまうかもしれません。公演中は、携帯電話の電源はお切り下さい。公演中に電話に出ますと、あまりの爆音にびっくりして、相手の方がお漏らししてしまうかもしれません。公演中の写真撮影や録音はご遠慮下さい。公演中に撮影されますと、演奏中の王子連合がびっくりして……お漏らししてしまうかもしれません。」

強烈すぎて覚えていました(^^;)。LUKEさんがお漏らし…よからぬ想像をして、しばし絶句(…すいません)。

。。‥○゜。。‥☆゜。。‥○゜。。

この日のライヴは、ほぼノーカットでDVD『LIVE at Pacifico Yokohama』に収録されているので、DVDには映っていないところを中心に思い出を描き留めてみました。MCも、DVDに収録されているところは大部分省略しました。

  • Kaleidoscope
  • 君に逢いたい
  • O.Z.Y
  • 千年ロマンス

『O.Z.Y』

パシフィコ横浜

ドラムの前に置かれている衝立によじ登るようにして、太郎さんにちょっかいを出すLUKEさん(^ ^)。

間奏で前へ出てきてくれたときには、機材が置かれて狭くなったところをチョコチョコカニ歩き(…つまりがにまt…あっ!)。パシフィコ初日の昨日も、ステージのかなり端っこの方まで行ってました。狭くてすぐに動けないので、KOJIさんと立ち位置を交代するときは、KOJIさんが下手側まで来る方が早かったです。戻りながらKOJIさんと顔を見合わせて笑ってました。

パシフィコ横浜
〜MC〜

右肩の羽飾りに、高見沢さんの髪が引っかかってしまってました。ローディーの”みかみさん”がギター交換のときに、髪を綺麗に直して行ってくれました。急に髪をいじられたので、ちょっと驚いていた高見沢さん。
「おっ?ありがと。大切だね。」

パシフィコ横浜

「ちょっと待ってね。汗を止めないとね。DVDに残るからね。」
後ろを向いて、汗を拭く高見沢さん。
「あれ〜?おかしいな〜。」
やっぱり汗が気になるのか、もう一度拭きに後ろへ戻っていました。隣りでは「DVDに残る」に反応したKOJIさんも、せっせと汗を拭いていて、それに気がついた高見沢さんに、
「拭き過ぎだ!」
とツッコまれて笑ってました(^ ^)。

「フィギュア好きの高見沢は仏像にハマっている。」と、ご自分を阿弥陀如来に、両脇のおふたりを「ルーク菩薩」&「KOJI菩薩」に、後ろの4人を四天王に例えたお話がありました。

  • 愛の偶像(ラブ・アイドル)
  • Super Star
〜〜MC〜

学生時代に観た映画のお話から、
「『ある愛の詩』…あっ!始まらない。」
仙台と同じようにおどけてみせる高見沢さん。その後にちょっと顔をあげて、
「ギター持って来てないのか?」
と仰ったので、あっ!坂崎さんが来てるんだ、とこのとき初めて知りました。後になってそのお隣に桜井さんもいらしていたと知り、狂喜乱舞しました。あの同じ空間に…。°。(><。)。°。

  • Yesterday(The Beatles)
  • ヤマトより愛を込めて
〜〜MC〜

メンバー紹介しながら、おひとりずつ呼び込みです。最後にLUKEさんが呼び込まれたときに、高見沢さんの声が小さくて「素早い…」くらいしか聞き取れませんでした。DVDを観ると「素早い動きと素早い手さばき」と褒めていらしたようです。

LUKEさんとの出会いについて、20年以上前に日本放送の廊下ですれちがったときに、いきなりLUKEさんからアメを貰ったという、おなじみのお話がありました。
高見沢さん 「アメの他にも、ちょっと眠れないって言ったら、眠れるようなアロマテラピーを探してきてくれて、献上してくれたという…」
LUKEさん  「貢ぎました。」
真面目な顔で返事するLUKEさん(^ ^)。貢ぎましたって…。笑い声が起こりました。
高見沢さん 「ああいうの、詳しいの?」
LUKEさん  「そこそこです。たまたまTVでピローにスプレーするのを知って、王子が眠れないと伺って探しにいったんですが、それがそこには置いてなくて…。オレの王子!オレの王子を眠らせてくれる薬(←(^▽^))はどこだーって、もうフロア中を全力疾走…」

人混みをかきわけて走り回るフリをして、手足をパタパタ。誰の王子だって?!(ー"ー)。

パシフィコ横浜

高見沢さん 「そんなもんでいいから…な!」
サービス精神旺盛なLUKEさんに、ちょっと照れ気味の高見沢さん。その他にも、太郎さんのお母様からも金色のゴジラを頂いた、というお話が続きました。

それまで定位置でMCを聞いていたKOJIさんが、高見沢さんの傍へ寄ると、何やら耳打ちしてました。

パシフィコ横浜

高見沢さん 「あ、そぉ〜〜。じゃあ、KOJI、ちょっと繋いでて。」
とことこソデへ入ってしまう高見沢さん。髪がまた羽飾りに引っかかって乱れていたので、それを直しに行かれたようです。

突然のことに驚いて、立ち尽くすKOJIさんに歓声が起こりました。
KOJIさん  「ヤバいですっ!………昨日に比べるとだいぶ寒くなりましたが、皆さんは如何ですか?」
温かい笑い声が起こるなか、わりとすぐに高見沢さんが戻って来てくれました。

高見沢さん 「KOJIってさぁ、休みの日とか何してんの?」
ギターを持って曲に行くのかと思ったら、絡むように突然話をフル高見沢さん。
KOJIさん  「え??何ですか?何なんですか??」
不安そうに、助けを求めるようにソデのスタッフの方をキョロキョロと見るKOJIさん。

パシフィコ横浜

KOJIさん  「THE ALFEEのDVDとか観てます。」
高見沢さん 「あ、そぉ〜〜。好きな色は何なの?」
KOJIさん  「え?好きな色ですか?何なんですか?何なんですか?…青です。」
高見沢さん 「あ、そぉ〜〜〜。」

高見沢さん 「今日はその話をしないでおこうと思ったんですけどね、可哀想だからしますが…今日すごいよ。楽屋入ったら大量にKOJIの貢ぎ物がありやがった。」
大歓声@観客席。ガッツポーズをするKOJIさん。

高見沢さん 「もうね、笑っちゃうよ、お前!」
KOJIさん  「物量でいきました、僕は。」
高見沢さん 「名前が書いてあるんだよ。これ仙台の分です、とかって。だーっと貼ってある。リハが終わったらふたつあって。その後また(髪を)巻き巻きしてきたら、また増えてる。」

高見沢さん 「内容がすごいぞ。バナナ1本…(歓声@観客席)…あとなんかDVDとか…。でもね〜物量でね、あんまり迫られると、俺って意外とダメなタイプ。」
KOJIさん  「ええーーっ!!」
思わずのけぞるKOJIさん。Support Memberの皆さんも大笑い。ちょっと意地悪な王子様ー。

KOJIさん  「俺、初日にMCをフラれたときに上手く喋れなくて、本当に凹んだんですよ。ニキビなんかもできちゃって…。でもライヴがあるしニキビとかイヤだなと思って頑張ったんですけど、打ち上げのときに『かえって面白くない』って言われて…全て裏目にでちゃってますね。」
すっかり素になって、いっぱいいっぱいな感じのKOJIさん。ちょっと可哀想になってしまいましたが、ひたむきな人だなと思いました。

高見沢さん 「でもなんかさ、お前さ。”メタルだるま”はどうしたんだよ?」
KOJIさん  「…俺、カードを持ってないのでネットショッピングができなかったんですよ。もうちょっとお待ち下さい。」
高見沢さん 「いいよいいよ。…まあ、楽しく過ごしてまいりましたが…。」
KOJIさんがあんまり真面目に答えたので、ちょっと苛めすぎたと思ったのでしょうか。

いろんな世代でバカな話をしながら飲んでいると、クラブ活動みたいで楽しい、という高見沢さん。飲めとか貢げとは無理強いはしてない、と言うと、観客席から大きなブーイング(^ ^)。

高見沢さん  「自発的だよ〜。ただ量が多いとね…ちょっとね。」
また言われてしまって、腕で顔を覆うようにして泣くフリをするKOJIさん。
高見沢さん  「大丈夫だよ、KOJI。大丈夫、大丈夫。大丈夫。…好きだよ。」
ビックリしてちょっと固まったKOJIさんは、天井を見上げてパァァッと明るい顔をしました。ひと言も喋れないまま…(^ ^)。本当に嬉しそうなのが遠目にも分かりました。

パシフィコ横浜 パシフィコ横浜

LUKEさん  「KOJI、ずるいっ!」
次の話をしようと高見沢さんが前を向いたときに、本当にナイスタイミングで声をあげたLUKEさん。高見沢さんが笑いながら振り返ると、LUKEさんは口唇を尖らせて、プイッとそっぽを向いてしまいました。

パシフィコ横浜

床を足蹴にして拗ねてるLUKEさん。
高見沢さん 「わかった、わかったっ!LUKE、LUKE。」

パシフィコ横浜

何回か名前を呼ばれてLUKEさんが振り返ると、
高見沢さん 「LUKE。…愛してるよ。」

パシフィコ横浜

途端に顔をクシャクシャにして、嬉しそうに笑うLUKEさん。両手でハートまで作ってみせて…。

パシフィコ横浜

高見沢さん 「なんなんだ、お前らは。いったい!」
ご自分で言っておきながら、大きな歓声が起こったので、高見沢さんまで照れてしまったみたいでした。

次の『天使の奇蹟』は昔、ポルトガルに行ったときに、ある教会を訪れてインスパイアされて創った、とお話がありました。

  • 天使の奇蹟
  • Desire Red Rose 2008
〜MC〜

「For THE ALFEE」ということでソロをやってきて、かなり刺激を受けたので、今後を楽しみにしていて欲しい、とお話がありました。そして以前読んで感動した詞を、王子メタル流錬金術でメタルっぽくしてみたという『まほろば』。

  • まほろば
  • 禁断の果て
  • 白夜 〜Metal Byaku-ya〜
  • 月姫

アンコール 1

  • Berlin Rain
  • Techno Glamorous ('59 LP Standard)
〜Anchangさん登場〜
  • Lonely Heart
  • Endless Dream 2007
  • へびめたバケーション(横浜メタル編)
  • 悲劇受胎
  • 騒音おばさん Vs 高音おじさん
  • 月姫

『月姫』

今日はちゃんとAnchangさんのソロで、Anchangさんにスポットライトが当たってました。LUKEさんもヘドバンばりばり。ちょっと安心しました。

最後は投げキスをするLUKEさん。唇に指をあて、それを投げる仕草をする小さな投げキス。

アンコール 2

〜MC〜

「こんな我がままな俺のリクエストに応えてくれて、色々ツアーでも頑張ってくれた、俺の素晴らしき仲間達に大きな拍手を…。そして昨日今日と、そしてツアーに参加してくれた全てのひとに感謝します。どうもありがとう。」

高見沢さん 「これからみんな、それぞれ鋼鉄天使たちも、それぞれの巣に帰って行くわけですけど…」

LUKEさんがちょっと上目遣いのかしこまった表情で、右手を少しはためかせたので、観客席から笑い声が起こりました。

パシフィコ横浜

DVDを観ていると、高見沢さんがお話されているときに変なタイミングで笑い声が起こってますが、それはこの方の仕業です(^ ^)。

「俺も、これ終わったらですね、秋のぬるま湯につかりにいこうかなと…ちょうどいい加減になってると思いますのでね。ソロは自分で熱くしたり寒したり大変でしたけども、本家の方はもうすでに整っていますので、安心してこう、ぽっちゃん。極楽極楽。」

「いいね。メタルは気持ちいいぞ。メタルってある一定の年代のものではなく、いくつになってもできるということを、俺はこれからも証明して行きたい。」

「みんなもよく付いて来た!よく首をふった!よく拳を振り上げた。最高だっ!先生はホント嬉しい。夏休みが終わっても、二学期もちゃんと来いよ!」

「ここで掴んだものはムダにしたくないなと思います。終わりというは新たなゴールに向かった行く新たなスタート…始まりではないかと思います。」

  • One Way Love

曲が終わると大きな拍手のなか、LUKEさんはギターを手に、口をキュッと結んで俯いたまましばらく動かなくて、とても寂しそうに見えました。深々とお辞儀をする高見沢さん。Support Memberの皆さんも一緒に長い長いお辞儀をされてました。そしてその後、高見沢さんはギターを高く高く掲げてました。

挨拶が終わるとギターを外したLUKEさんは、他のメンバーと一緒にそっと退場されました。やっぱりこの最後はとても寂しいなと思いました。

ギターを降ろした高見沢さんは、首をかしげて微笑んで、観客席を見つめていました。

パシフィコ横浜

それから右手を口元に当て、少しの間俯いていましたが、観客席の大きな歓声に手を振って応えてくれました。確か最後には、サングラスを外してくれたと思います。手を振りながら後ろへ下がると、LUKEさんのモニターにつまずいて大きくよろめいたので、あーーっ!と悲鳴(歓声?)が起こりました。

パシフィコ横浜

なんとか踏みとどまって、転ばずにすんだ高見沢さん。照れ笑いしながら、モニターを足蹴にするフリをされてました(^ ^)。ライヴが終わって寂しいはずなのに、思わず笑ってしまってしまいました。高見沢さん、最高!!本当に本当にお疲れさまでした。

。。‥○゜。。‥☆゜。。‥○゜。。

描きかけのまま放置すること3ヶ月…(^^;)。どのツアーでもそうですが、ファイナルの後は寂しさがつのってしまい、なかなか仕上げる気になれませんでした。DVD『LIVE at Pacifico Yokohama』が届いたのを機に、DVDには収録されなかったところを中心に描いてみました。

今年のソロツアーは、緊張感溢れた去年とはまた違って、高見沢さんが本当に楽しそうに好きなことを思い切りやってるなーという感じがしてました。それが一番印象的な夏でした。

(2008/11/16 更新)