青い追憶を辿りながら

『ウォーロード/男たちの誓い』前夜祭(TOHOシネマズ 六本木ヒルズ)

TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた『ウォーロード/男たちの誓い』前夜祭へ行ってきました。最終の電車に間に合わないので、その日は東京に1泊しました。東京なのに遠征気分。前の日はなんだか緊張して、ほとんど眠れませんでした。朝からはもう、仕事が終わるのが待ち遠しかったです。

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舞台挨拶は8時30分から15〜20分位でした。スクリーン前に細長いステージがあり、まず女性の司会の方が登場。それから高見沢さん、桜井さんが紹介され、下手側からおふたりが登場されると、大きな拍手が起こりました。映画ポスターが貼られたボードの横に、お二人並んでインタビューが始まりました。

インタビュー内容はあちこちのNewsにも出ているので、それ以外のところを簡単に書いてみました。

最初にハンドマイクの高見沢さんからご挨拶。
「今日はふたりですが、今日からふたりでやるってことではありませーん。坂崎は私事で欠席させて頂きました。ご了承下さい。どうもすいません。」
続いて桜井さんからも、
「今日はお天気が悪いなか、お集り頂きありがとうございます。」
と、短くご挨拶がありました。あ、東京は雨だったんですね。

映画を観て曲を創り直したお話や、主演俳優3人のなかで誰に一番近いか?などのお話がありました。
高見沢さん「僕たち3人と比べるのは、おこがましい感じがしますねー。こんなひとが一人でもいたら、35年も続いてません!」
桜井さん 「ぬるま湯ですからね〜。」
お二人しておどけてました。

桜井さんは最初に、渡されたDVDを小さい画面で観て、字幕が読めなかったのだそうです。意味が分からなくて、その後にもう一度大きなTVで見直したのだとか。
桜井さん 「やっぱり大きな画面で観ると迫力あるねー。」
高見沢さん「映画の内容の話になってないよ!」
桜井さんがボケて客席を笑わせるので、ツッコむ高見沢さんも笑ってました。なんだかホッとしました。

インタビューに答えながら高見沢さんと桜井さんは、映画のストーリーに触れないように気を使っていらっしゃるようでした。
高見沢さん「見終わると、切ない気持ちになります。」
桜井さん 「胸がキュンッとなりました。」

ここでだったか、
高見沢さん「お前、ホントかよ、それー。」
と高見沢さんが笑いながらツッコむと、
桜井さん 「…って言えって高見沢に言われました。」
ボケて皆を笑わせずにはいられない桜井さん。

桜井さん 「呼ばない方が良かったって思ってるでしょー?高見沢だけで良かった、って。暇だから来ちゃったんですよ。ウソですよ。」
高見沢さん「お前、リードボーカルだろー。」
桜井さん 「あっそうだ。俺が歌ってたんだね。」

高見沢さん「エンドロールで帰ってしまう方が結構いらっしゃいますが…僕もそうだったんですけど…最後まで聴いてもらえる曲にしようと思って創りました。」

エンディングテーマが入った映画も、ちゃんと観たというお話。
高見沢さん「(歌を入れるなら)ここだっ、と思っていたところから、それも思ったよりも長く使って頂けて、気に入って頂けたのかと、とても嬉しかったです。頑張った甲斐がありました。」
桜井さん 「僕もちゃんと観ました。いつもだったら、こうターーッと自分の(歌の)とこだけ観ちゃうんですが、これは最初っからみないとって思って、ツアーで忙しいのに全部ちゃんと観たんですよ。」
高見沢さん「それは俺も一緒だって。」

「3人のうち誰に感情移入して歌われましたか?」
と桜井さんが聞かれると、高見沢さんは黙ったまま微笑んで、ポスターの一番左の方を指差してました(^^)。桜井さんは誰というのはなく、大地をイメージして歌ったそうです。
桜井さん 「作品を観てからレコーディングをしたのは、初めてだったんですが、高見沢が創った曲を聴いて本当にぴったりだと思ったので、自信を持ってレコード…レコーディングできたと思います。」

司会  「このNew Singleの発売は5月15日…」
高見沢さん「いえ、13日です。」
さっき、裏で話してたのに…と慌てる司会さん。
高見沢さん「お前、さっき18日発売とか言ってただろ〜。」
桜井さんにフル高見沢さん。
桜井さん 「はい、18日って言ってました。すいません。」
素直に謝る桜井さん。優しい方たち。

最後にファンの方にメッセージを、とのことで、
高見沢さん「今ツアー中なのですが、この『風の詩』はライヴでもやっています。是非聴きに来て頂けたらと思います。」
桜井さん 「最後まで観ていって下さい。途中で帰るヤツは首締めるぞ〜。」
高見沢さん「コラッ!なんてこと言うんだ。…どうもすいません(ぺこっ)。」
桜井さん 「最後まで観てってね。」

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続いて、最前列に座っていた報道関係者による写真撮影がありました。

司会の方に「お二人お近くに並んで…」と言われると、桜井さんと高見沢さんは近くへ寄りました。すると高見沢さんが照れくさそうに笑いながら、軽く桜井さんを右肘でどついたので、桜井さんも笑ってました。

ウォーロード

高見沢さんが「こっちの方がいいかな?」と、映画ポスターの反対側に移動して、ポスターの両脇にふたり並ぶようにすると、報道の方から並んで下さい、と言われてしまったようです。「あっ、そうですか?」と、また桜井さんの隣りに戻ってました(^^)。

「次こちらお願いしまーす。」と声が掛かると、そちらの方に向きを変えて、次々写真が撮られていきました。桜井さんが「静かだね〜。」と客席へ声を掛けてくれました。めったにない2Shotに、なんか照れくさそうです。静かというか、邪魔になってはいけないので、あちこちからクスクスという抑えた笑い声がしてました(^^)。よそゆきな感じのお二人を見守る、あったか〜い空気がありました。

最後の方で、下手側のカメラマンの方から「笑顔でお願いしまーす。」と声が掛かると、客席からもどっと笑い声が起こって、桜井さんと高見沢さんも笑ってました。一気に緊張が解けたようでした。

ウォーロード

webニュースを見てみたら、この笑顔の写真が一番使われていたみたいです。おどけて、両頬をつまんでみせる桜井さん。

ウォーロード

高見沢さんは左斜めから写真を撮られたがるから、坂崎さんのいないこの日は、やけに桜井さんとくっついているように見えました(^^)。

最後尾にTVカメラも入っていたので、そちらにも手を振って下さい、と言われて、後ろへ手を振るおふたり。桜井さんは首まで振ってました。振り返ると、カメラマンさんがどなたかブンブン大きく手を振っていたので、とっても可笑しかったです。

司会の方に「漫才みたい。」と言われてしまって、終始和やかな舞台挨拶でした。桜井さんは退場のときも、ギックシャックと手足を動かして笑わせてくれてました。ホッとしたような笑顔で退場する高見沢さんを見ていて、THE ALFEEが3人で本当に良かったな〜と思いました。

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それから報道の方々が退場され、映画タイムになりました。PCの操作に戸惑ってなかなか席が取れなくて、座席がかなり前の方になったため、スクリーンが近く眼がチカチカしました。その代わり舞台挨拶のときは、桜井さんと高見沢さんが近くて、とても嬉しかったです。桜井さんがほぼ正面でした (=´`=)。

映画は戦いのシーンに迫力があり、動悸がして体が震えました。名もない兵士の表情に視線が引き寄せられて、胸が苦しかったです。それだけに最後の『風の詩』には癒されました。優しく心を撫でるような、あの歌がないまま幕が降りたら、きっと辛かったと思います。

外国映画に日本語の歌は合わない、というご意見もあると思います。それは確かに言えると思います。でもその条件のなかでは、ファンのひいき目かもしれませんが、良い曲を創ってくれたと思います。シングル曲にはあまりお気に入りがない私からみても、やったじゃんっ!て感じでした。

(2009/05/08のDiaryに加筆 & 09/23 更新)