青い追憶を辿りながら

「ウルトラマンの日 in 杉並公会堂」THE ROCK 2016

初めて荻窪という街へ行ってきました。生憎の雨でしたが開場時間頃には止んでいて、暑くもならず助かりました。開演はお子さん連れを考慮してか17時、終演は18時50分頃でした。

ウルトラマンの日 in 杉並公会堂

ステージに幕はなく、オープニングのSEとともに暗転したステージに初っ端から4人が登場されました。高見沢さん曰く「ウルトラ4兄弟」とのことで下手から、宮野真守さん→DAIGOさん→Takamiy→つるの剛士さんの並びでした。

4兄弟だけでなくウルトラマン、ウルトラマンゼロ、セブン、あとダイナ?も並んだので、あまりの豪華さにもの凄い歓声になりました。


1.『ULTRA Record Award Meldley』


Takamiy以外のお三方が退場されると、高見沢さんからこの杉並公会堂からウルトラマンの歴史が始まったと、簡単に説明がありました。それからボイジャーの呼び込みです。

確か3度目かの共演となるTAKERUさんは、
「やっと高見沢さんの前でも気を失いそうにならなくなりました。」
そう言いつつ笑顔。高見沢さんのオーラが凄すぎるのだそうです。高見沢さんは、
「君は鹿児島出身なんだってね?ということはお酒はかなり…」
と話をふって、緊張を解いてあげようとしてるみたいでした。

ボイジャーのお二人ともお酒はかなり大好きみたいで、高見沢さんが「じゃぁ、今度飲みに行こう。」と誘うとTAKERUさんはとっても喜んでました。
「みなさん、高見沢さんが飲みに連れて行ってくれるって、ツイートしといて下さいね♪」
観客にアピールすると、
「若い人はこれだから怖いわぁ〜。」
弱り顏を見せて笑う高見沢さん。優しいお兄さんはボイジャーの出身まで調べてきたんですね。

私が初めてみたボイジャーは5人だったと思うのですが、高見沢さんが髪を直してあげてた方はもういらっしゃらないのでしょうか。


2.『ウルトラマンギンガの歌』


高見沢さんはギタリストとして、ややKOJIさん寄りでギターを弾いていました。歌っている人と寄り添ってギターを弾くときもあったし、そういえばライヴ後半でどの曲だったかKOJIさんと並んでギターを弾いたシーンもありました。KOJIさん嬉しそうでしたねー(*´▽`*)♪

‥。‥゜。‥

ボイジャーが退場されると、つるの剛士さんが呼び込まれてそのまま次の曲へ。


3.『君だけを守りたい 2013』


育休明けというつるのさんは相変わらず歌がスゴかったです。声が伸びやかで聴いていてとても心地好いです。汗だくになってました。曲が終わるとお二人でトーク。つるのさんから5人目が生まれました〜♪と報告があり、温かい拍手が起こりました。ここでちょっとうっかり下ネタにいってしまい、
「ちびっこも来てるんですから!」
つるのさんが高見沢さんを叱ると「大丈夫♪ 分かんないから。」といたずらっ子な笑顔な高見沢さん。
「ウルトラマン ダイナし。」
と高見沢さんがそんなことを言うので、さらに大爆笑。
「オヤジギャクもやめましょう!」
またつるのさんに叱られちゃってました。そして今日が初公開という次の曲へ。

「高見沢さんが作る曲はみんな声が高いんですよ。自分が歌いやすいキーで作ってるでしょう?」
なんてつるのさんがボヤくので爆笑でした。『君だけを守りたい』から20年のおつきあいになるそうなので、お二人ともトークやツッコミが息ぴったりで笑い声が絶えませんでした。


4.『ULTRA BURN -Dedicated to ULTRA HERO-』


途中でダイナが登場しましたっけ? つるのさんが曲を締めて手を振って退場されると、
「本当はここは僕が締めるはずだったんですけどね〜、自分で締めて行ってしまいましたね。そんなところもつるの君だね。」
スゴい盛り上がりだったところに、さらに高見沢さんがMCで笑わせて、笑わせながら次の曲へ繋ぐという。

息つく暇がないほどで、高見沢さんスゴいスゴい〜(*´▽`*)♪ 高見沢さん本当にスゴかったです。

‥。‥゜。‥

続けてDAIGOさんの呼び込みです。出演者の登場&退場は下手ソデからでした。

DAIGOさんが高見沢さんのお隣に並ぶと高見沢さんはニコニコで、
「DAIGOはねぇ〜〜、こいつはねぇ〜〜、最近どうなの? 落ち着いた?」
と、新婚さんのDAIGOさんをからかいたくて仕方ないようでした。クスクス@観客席。

「はい、DAIGOの羨ましい話〜〜っ!」
とDAIGOさんに話をふると、大きな拍手が起こりました。
「羨ましい話を自分でするんすか?」
DAIGOさんが戸惑うと、
「結婚前と後で変わった羨ましいところを俺に教えてくれよ。」
独身の高見沢さんはからかいながらDAIGOさんを祝福してるようでした。

「そうっすね〜〜、えっとですね〜〜…」
言い淀むDAIGOさんにすかさずツッコむ高見沢さん。
「長いっ!いつもみたいに◯△とかYMCAとかで言ってみてよ。」
「YMCAは西城秀樹ですね〜〜。」
初めて見たDAIGOさんはTVそのままの口調で、背が高見沢さんより高かったです。

DAIGOさんの新婚生活は「UH(ULTRA HAPPY)」だそうで、それに対して高見沢さんは、「俺だったらMK(めんどくさい)。」と答えて笑いを誘っていました。

それから最近はTVのレギュラーで一緒じゃなくなって、あまり会えなくなって寂しいとか、『ULTRA STEEL』のジャケット撮影でDAIGOさんの衣装を借りたとか、ファンにはお馴染みのお話をされてました。DAIGOさんの衣装は高見沢さんにはちょっとキツかったそうで、
「ちょっと破れたかもしんない。」
と高見沢さんが戯けてたのが可愛かったです。


そして曲紹介で、
「それではULTRA HAPPYなDAIGOと…ふざけんな、ばかやろぉ〜w DAIGOとお送りします。『ULTRA BRAVE』!」
曲紹介でまで新婚さんからかうからかう (*´▽`*)♪。笑い声と歓声が起こりました。


5.『ULTRA BRAVE』


前奏で前へ出て観客を煽るDAIGOさんがとてもカッコよかったです。ハンドマイク様になってます!そこはなとなく昭和な桜井さんを思い出しました。

‥。‥゜。‥

DAIGOさんが退場されると、
「俺もULTRA HAPPYだけどね〜。」
なんて仰る高見沢さん。そして次は宮野真守さんの呼び込みです。

宮野さんは登場されると、
「高見沢さん、ず〜〜〜〜っと出てますね。」
って驚かれてました。
「そうなんだよ。俺、結構年上なんだけど…」
と軽く高見沢さんがボヤくと、
「ありがとうございますっ!」
宮野さんが深々とお辞儀をされたのが印象的でした。

宮野さんはミュージカルにご出演予定とのことで、
「リハーサルで忙しいところ来てくれました〜。」
高見沢さんがさりげなくミュージカル『王家の紋章』の宣伝をしてました。

「何の役やるんだっけ?…紋章?」
ワザとらしく高見沢さんがトボけると、
「そうです、紋章。こんな風な…って、ばかやろうっっっ!」
桜井さん以外で高見沢さんに「ばかやろう。」とツッコめる人を初めて見ました ( ̄∀ ̄*)。宮野さん、さすがです。

「このあいだ高見沢さんに焼肉を食べに連れてってもらったんですけど、『じゃぁ、肉食野獣の会へ行こうぜ〜!』って。いつの間にそんな会が出来たんですか?」
なんて楽しく盛り上がったところでウルトラマンゼロの登場です。ゼロはな〜んと客席右後方から登場して、観客とタッチしながらフロアを突っ切って、ステージに軽やかに飛び乗ってました。

THE ALFEEのライヴにも何度か来てくれたゼロは、両手をガバッと広げて宮野さんとハグハグしたあと、高見沢さんには深々と畏まったお辞儀をしたのが可笑しかったです。(宮野さんによるセリフ付き ( ̄∀ ̄*)♪)


「ゼロにインタビューしていい〜?」
と高見沢さんが聞くと、宮野さんはそれじゃあとゼロの後ろに屈みこんで、セリフの当てフリを始めてくれました。「好きな食べ物は?」とか「好きな女の子のタイプは?」なんて高見沢さんが無茶振りするので、ゼロと宮野さんがアタフタしつつもアドリブで答えていくのがとっても楽しかったです。

「ゼロのそのツノ、アイスラッガー取れないでしょ?これはね〜、取れるんだよ〜♪」
高見沢さんが「Flying ZERO」のギターヘッドからアイスラッガーをパコパコ外して自慢すると、
「俺のツノ…アイスラッガー(ゼロスラッガー?)が取れるところが見たいなんて、2万年早いぜっっ!」
と決め台詞をキメてくれました。拍手&歓声@フロア。

「最後はなんとかキメられた気がする〜。」
宮野さんがホッとしたように立ち上がると、
「喉をあまり使っちゃいけないってことでしたが、使わせてしまいましたね。今度また焼肉を食いに行こうな。」
肩を組んでいるゼロと宮野さんを焼肉に誘って、次の曲へ。


6.『Legend of Galaky 〜銀河の覇者』


歌が終わって宮野さんとゼロが退場するときに、ゼロが落ちてしまっていたアイスラッガーを高見沢さんに手渡してました。高見沢さんは落ちたのに全然気づいていなくて、ビックリされてました。

THE ROCK 2016

もうひとつのツノもステージに落ちてしまっていたのに気づかれて、屈みこんで拾ってました。

THE ROCK 2016

「いつ落ちたんだ?」
と誰へともなく聞いていたのが可愛かったです。

THE ROCK 2016

曲中は凄い盛り上がりで、高見沢さんはノリノリな宮野さんとゼロに挟まれてギターを弾いていたので、そのときブツかって落ちてしまったのかもしれません。宮野さんはときにおぶさるような感じで、高見沢さんの背中に張り付いて歌ってました。

お茶目なゼロも元気に観客を煽っていました。他のウルトラマンはだいたい曲の途中で登場して、ポーズを決めたり手を振ったりして、曲の途中でまた去って行っていたのに、ゼロはず〜〜っとステージに3分以上いましたねー♪

‥。‥゜。‥

続けて水木一郎さんが登場されて1曲、さらにボイジャーが呼び込まれてこの日から新たに始まった「ウルトラマンオーブ」の主題歌が演奏されました。


7.『ウルトラマン物語 〜星の伝説〜』
8.『オーブの祈り』


高見沢さんは起きたらすでに10時半で、「ウルトラマンオーブ」初回を見逃してしまったのだそうです。他のお三方がオープニング映像の格好良さを語っているお隣で、ちょっと恥ずかしそうに白状してて、高見沢さん可愛かったです。でも「録画はしてあるけどね。」とのことでした。

水木さんは高見沢さんより少し年上とのことで、体育会系の高見沢さんはとても気を遣っていらっしゃるようでした。

‥。‥゜。‥

ここからは高見沢さんとBand of Prince-Tのみです。

高見沢さんは音楽監督だけでなく司会進行まで担当されて、本当にず〜〜〜〜っと出ずっぱりです♪
「なんでこんなに息が切れてるんだ?」
なんてご自分で笑っていらっしゃいました。
「俺も水木さんに気合を入れてもらえば良かった。」


9.『ULTRA STEEL』


この曲はもうTakamiyソロを彷彿とさせる盛り上がりでした。なんとも懐かしい感じ。

1年ぶりのLUKEさんとKOJIさんのツインギターは安定のかっこよさでした♪ ライヴ中のお二人の見せ場では、ちゃんとスポットライトがお二人に当たるのが嬉しかったです。LUKEさんがステージ前に出てきてギターソロを弾くことも何度かあって、ステージから落ちそうなくらいギリギリなところで高速ターンまで決めてました。

ステージ後方のスクリーンには曲によって過去のウルトラマンの映像が流れていたのですが、『ULTRA STEEL』のときは『激闘バトル! ウルトラマンタカミー』の映像が映されました。私はDVDは買っていなかったので、ついついスクリーンに眼を奪われました。

曲の最後にはメンバー紹介。名前を言うだけでなく短いながら各メンバーのソロもあったので嬉しかったです。

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出演者がまた順番に呼び込まれて、ここからは全員で『Final Wars!』です。


10.『Final Wars!』


この1曲のために桜井さんがいらっしゃるわけはないよな〜と思いつつ、前回のウルトラマンライブでもこの曲は全員で回して歌っていたので、いつかTHE ALFEEで演って欲しいと思いました。


いったん全員退場され本編終了となり、ほどなくしてアンコールが始まりました。全員でメドレーです。


11.ウルトラマン組曲『サーガ』


つるのさんの歌声がとてもパワフルでした。高見沢さんのギターでは他の出演者が跪いて手を高見沢さんに向かってヒラヒラしたり、水木さんが歌うところでは水木さんを囲んでヒラヒラしたり。

曲を締めるのは水木さんだったようですが、後ろを振り返りシュワッチのポーズをして締めたので、締めどころが分かりずらかったらしくちょっとグダグダになり、つるのさんや宮野さん達がステージに転がってズッコケてました。

‥。‥゜。‥

そしてここでスペシャルゲストの登場です。
「僕も少し緊張しています。黒部進さんです!」
高見沢さんが紹介すると、大きな歓声とどよめきが起こりました。黒いスーツにハンドマイクの黒部さんは背が高く、笑顔が素敵な方でした。

「この日のために髪を白く染めて来ました。」
黒部さんからお茶目なご挨拶があると、水木さんが、
「20年前から白かったですよね?」
なんてつっこんでました。

高見沢さんは「かっこいい〜〜〜っ♪」ととてもハシャイでいて、
「初代ウルトラマンだよ。これが50年前だったらもう…」
と言いながらギターが邪魔にならないよう抱え込み、つつつ…と黒部さんのお隣に寄り添いました。

黒部さんはニコニコと優しい笑顔でそっと高見沢さんの肩を抱いたので、高見沢さんは直立不動になってました (*´▽`*)♪

THE ROCK 2016

そのあと高見沢さんってば「握手いいですか?」と右手を衣装でフキフキして、お辞儀しながら差し出してました。

黒部進さんに握手して貰って喜んでいる高見沢さんの後ろから、自分もと割り込む水木さんも可笑しかったです。リアルタイムで50年前のウルトラマンを知っているのは高見沢さんと水木アニキだけとのことでした。


「『ウルトラマンの歌』の1番はみんな知ってると思うけど、3番まであるのは知ってるかな?」
高見沢さんからそう曲紹介があり、黒部さんを囲んで『ウルトラマンの歌』が始まりました。


12.『ウルトラマンの歌』


そして最後に「1番をみんなで。」とのことで観客も一緒になって1番を歌いました。「我らのウルトラマン♪」のところでは出演者全員が黒部さんを囲んで跪き、両手をヒラヒラとさせて黒部さんを讃えてました。

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黒部さんが観客へ挨拶して退場されると、興奮冷めやらぬといった感じの出演者の皆さま。ここで高見沢さんから水木さんに、
「最後は一番新しいウルトラマンの歌で締めるのはどうでしょう?」
と提案があり、水木さんが「いいんですか!?!」と恐縮しつつ喜ばれて、最後はもう一度『オーブの祈り』になりました。

突発的だったのか予定通りだったのか分かりませんが、水木さんから他の出演者に何処を歌うのか、どうやって曲を締めるのかあれこれと指示があり、なかなか話がまとまらず…

「ええい!黙れ黙れ〜〜っっ!歌うぞ〜〜〜っっ!」
高見沢さんがおどけた口調でまとまらない流れを遮ってライヴを進めたので、爆笑が起こり無事に次の曲が始まりました。高見沢さん流石だな〜と思いました。


13.『オーブの祈り』


歌っていたのは水木さんとボイジャーのお2人がメインだったようです。宮野さんはLUKEさんの傍でギターに合わせてヘドバンしたり、DAIGOさんと並んで観客を煽ったり、すごい盛り上げてました。ウルトラマンも何名か出てきてたので、何処を見て良いのか困るほどでした。


今度は曲の終わりはちゃんと閉まって、拍手のなか皆さん退場です。高見沢さんは手を差し伸べて出演者を見送ったあと、最後はお一人でステージに残り観客にお辞儀をされてました。ステージを去るときには両手でガッツポーズをされたので大きな歓声が起こりました。

高見沢さんはとても楽しそうだったけど、大変だったことと思います。お疲れ様でした。

( 2016/07/09、10、13のDiaryを加筆&修正、2016/07/18 更新 )