青い追憶を辿りながら

「ロックばん」超外伝 『第1回 王子連合祭』( LIQUIDROOM EBIS )

Set List

〜LUKEさん〜

  • Happy Birthday To You!
  • Crying Days
  • Everyday
  • 春の嵐

〜LUKEさん & 雅さん〜

  • 咲き誇る華の様に -Neo Visualizm-
  • 確かもう1曲

たれみみの思い出

月曜日だったためか、開場時には整理番号順に並んでも結構番号が飛んでいて、どんどん中へ入れました。広島を思い出すとスタンディングが少し怖くて、後ろの端の方に場所を取りました。

入り口には高見沢さんから、真っ赤な薔薇の大きな花束が届いていました。「親愛なる王子連合の野郎どもへ!」と男らしい宛名が…(^^)。

開演を待つ間、高見沢さんソロの今年のシングルから『月姫』、『Desire Red Rose 2008』、『One Way Love』、『白夜〜Metal Byaku-ya〜』が繰り返し大音響でかかっていたので、少し不思議な感じがしました。そこへ、
「ザ・アルフィー…違ったっ!ジ・アルフィーの高見沢俊彦です!」
突然アナウンスが始まったので、ビックリしました。あっ!高見沢さんの声だー(・▽・)!

「種なし葡萄は美味しい、種なしスイカは食べやすい。ということは『王子抜きの王子連合祭』も素晴らしいライヴになるのではないでしょうか。」
よくも来てくれやが…よくお越し下さいました、とちょっと拗ねたような感じの楽しいアナウンス(^ ^)。携帯電話は電源を切るか近くのゴミ箱へ、と諸注意があったあと、
「それでは『リズム天国』でもやって、開演まで、もう少し時間をつぶしていて下さい。」

開演直前のアナウンスも高見沢さんでした。
「今、楽屋でルークと回陽が、どっちか2代目王子を襲名するかで揉めているので、開演までもうちょっとお待ち下さい。」
何故LUKEさん?…というわけで、開演は5分程押したようです。

。。‥○゜。。‥☆゜。。‥○゜。。

演奏はALvino→スムルース→LUKEさん→LUKEさん&ゲストの雅さん→SEX MACHINEGUNSの順番でした。

LUKEさんがお独りでアコギで歌うなら、トリはSEX MACHINEGUNSかな、とは思っていたのですが、本当にLUKEさんが手ぶらでたった独りで、広いステージにトコトコ歩いて出てきたときは驚きました。観客席からも、大きなざわめきと歓声が起こってました。

ステージに準備されていたTakamineのアコギを手にするLUKEさん。ストラップが捩じれてたみたいで、もそもそといじってました。心配そうにスタッフが見ていたので、大丈夫♪という感じに下手ソデの方を見て、ニッコリ笑いながらやっとギターを肩にかけました。

王子連合祭

「LUKE篁、独演会へようこそ。今日は本当に高見沢王子は出ないからね。そもそも来てないしね。もし来てて出ようとしたとしても、俺が止めます。」
大丈夫♪出るなんて思ってません。そんなことで高見沢さんは嘘は言わないと思います。

「残念なことがあったんですが、昨日の夜はこの夏初めて窓を閉めて寝ました。夏が終わるなぁと…。」
夜はだいぶ肌寒くなりましたが、昨日までは開けてたんですか?!

「僕はエアコンを使わないことで有名なんですが、この夏は、夜はとうとう1回も使いませんでした。(ほお〜〜@観客席)俺の住んでるとこって夏は涼しくて、冬は暖かいのね。ほんと。でもうちは入りづらいっていうひとがいるんだよね。俺はそういうスピリチュアルなものとは全然無縁な人間なので…。」

「前にも話したことがあるから、知ってるひともいると思うんだけど…。昔ね、古いホテルに泊まったときに、いかにもなんか出そうな感じで、昔はちゃんとドアノブがあったんだろうなっていうドアがあったり、ドアノブが俺の背でこのあたり(胸)にあったりして…ほんと!…何か出そうでしょ?」

「こう布団をかぶって寝て、いやだな〜って思いながら寝てて、なんかいやな感じがして眼をあけたら、白いものが浮かんでるのね。パッと電気を付けたら、電球だった。」
トーク炸裂LUKEさん。緊張されているようでしたが、とても楽しかったです。

ここでだったか、「水飲んでいい?」と、後ろを向いてペットボトルを手にするLUKEさん。
「げほっ!げほっ!」
横を向いてむせてしまったので、笑い声が起こりました。
「しょうがないじゃん。むせるものは、むせるんじゃい。」
ペットボトルを足元に置くLUKEさん。

「手拍子をもらおうかな。…速いかな。これくらいで…。」
大きな手拍子にのってギターをかき鳴らし出しました。

  • Happy Birthday To You!

間奏のときも「手拍子!」と手を叩いて、観客へ笑いかけるLUKEさん。初めてアコギでこの曲を聴きましたが、アコギ1本と思えない賑やかさ。「Happy Birthday To You!」ではみんなで手をフリフリ。

王子連合祭

「元気の良い曲をやろうと思ったんだけど、なんか落ち着かないので、静かな曲をやろうかな。曲順変えていい?(…頷いている観客へ…)君らはいいんだよ。次、何やるか知らないんだから。(後方のPA席へ?)変えていい?よく見えないから変えちゃうよ。2を4に下げて、3と4を上げる、と。」

演奏を始めようとすると、あっ!という感じでカポを外すLUKEさん。それをヘッドに移動させながら観客席へ向かってニッコリ。
「やっぱり落ち着いてないー。これね、こっちに付けてるとどうなるかというとね…。」
カポタストについて説明しだすLUKEさん。感心しながら聞き入っている(…と思われる)観客席。
「だからこのまま歌ってるとこうなっちゃう、あぁ〜〜あーー(うわずりっ!)。」
顔をあげて、声を上ずらせたので、面白くて大受けでした。

  • Crying Days
  • Everyday

アコギ1本だと、歌ってて気持ちいいというLUKEさん。前いたバンドでは(ギターの)音が大きいと言われると、口に出しては言わなかったけど、もっと大きい声を出せばいいじゃん、って思っていたのだそうです。
「反省しています。」

曲の合間にチューニング。突然顔をあげて、大人しく待っている観客へ、
「大丈夫?」
と聞くLUKEさん。
「大丈夫じゃないのは俺か?…公開チューニング。おっ。うん。もうちょい。」

ソデヘ向かって、時間を確認するLUKEさん。
「喋りすぎたので、1曲削ります。次が最後の曲です。」
ええーーー@観客席。
「仕方ないでしょ?時間が押しちゃってるからね。」
そんな…。このときはさすがにしょんぼり。もし次のゲストとのセッションがなかったら、きっと泣いてました。

  • 春の嵐

「タオルを持ってるひとはそんなにいないかな?…あっ!結構いるね。」
タオルがたくさん振られて、嬉しそうなLUKEさん。
「今日は説明してくれる人がいない。」
いつもはMASAKIさんがいるところに眼を向けてました。
「持ってない方はALvinoのタオルでも、THE ALFEEのタオルでも良いですよ。女性の方はそうです。外して、回して回して(^^)。」

『春の嵐』楽しかったー。LUKEさんの歌声が良く透るから、アコギも素敵だけれど、早くCANTAのライヴに参加したいっ!と思いました。

。。‥○゜。。‥☆゜。。‥○゜。。

「みんな、もっと若くてカッコいいヤツみたくない?…(ソデヘ)…来てる?…」
なんと登場されたのは『ARENA 37℃』で高見沢さんと対談されていた、雅-miyavi-さんでした。

LUKEさんが右手を差し出すと、その手を握った雅さんはLUKEさんの片頬にふんわりと、ご自分の片頬を寄せて軽くLUKEさんを抱きしめるようにしてご挨拶。

いい?という感じにLUKEさんの顔を見ると、マイクの前に立ちエレアコを弾き始めました。打楽器のようにギターのボディを叩いたりしてカッコいい(・・)。
「ちくしょー、カッコいいーー。」
そんな雅さんをニコニコ見ながら、LUKEさんも嬉しそうでした。

「雅です。トシヒコさんとは…」
トシヒコさん?!笑い声が起こりました(^▽^)。
「トシヒコさんとは5年前くらいに『堂本兄弟』で御一緒して、お寿司に連れてってくれると言ってくれたんですが、まだ連れて行ってもらってません。」
大歓声@観客席。
LUKEさん 「俺はちゃんとメシ、連れて行ったよ。」

  • 咲き誇る華の様に -Neo Visualizm-

確か2曲やったような気がするのですが、CANTA Official Web SiteのLUKEさんのMESSAGEに書かれていたのはこの1曲。

雅さんと向かい合ってギターを弾きながら、「舐める」という歌詞がでてきたときには、観客の方を見てぺろ〜り。

王子連合祭

LUKEさんと雅さんとでギターバトル。お互いがお互いを指差してしまって、ちょっと呼吸が合わなかったところがありましたが、圧倒されました。LUKEさんはとてもイキイキしてました。

雅さんのように、アコギを叩いてみるLUKEさん。

王子連合祭

「できねーっ。ちくしょー。」
笑ってくやしがってました(^ ^)。

後半ではサングラスを外して、ソデの方へ放り投げる雅さん。歌も演奏も、全てに華があり印象的な方でした。最後はまたLUKEさんと握手。…というよりLUKEさんの手をふんわり両手で包んで、会釈をしながらちょっと口元へ寄せる仕草をするのですが、とても優雅でした。

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最後は参加バンド全員がステージへ。

ここで高見沢さんからサプライズの贈り物があって、モエ・エ・シャンドンの9リットルのでーーーっかいボトルが、ステージに運ばれてきました。綺麗なリボン付き。

そして9月生まれのメンバーに、綺麗な額にきちんとおさめられた高見沢さんの写真(直筆メッセージ付き)が贈られました。わんちゃんに頬ずりしてるカワイイ写真が回陽さんへ。ドーナッツを食べてる写真が翔太さんへ。ギターを持った写真が小泉さん、エッフェル塔が背景のパリでの写真が、特別に8月29日生まれのSHINGO☆さんにもプレゼント。

王子連合祭

『ロックばん週めくりカレンダー』からの写真だったみたいで、LUKEさんが名前を読み上げてAnchangさんからそれぞれ手渡されると、客席へ見せてくれたので、カワイイ写真に大きな歓声がおこってました。わんちゃんの写真のときは、LUKEさんまで「かわいい♪」と呟いて笑ってました(^ ^)。あと同じく9月生まれのゲストの雅さんは、すでに帰られたとのことでLUKEさんが楽屋でお渡ししたそうです。

それから楽屋の冷蔵庫には、打ち上げ用のドンペリ・エノテークも届いていたそうです。高見沢さん、すごいなあ〜(・・)。王子連合ではない王子連合祭を盛り上げてくれたメンバーにもちゃんと贈り物があって、私まで嬉しかったです。

SHINGO☆さんが「王子と東京タワー!」と叫んで、「エッフェル塔や!」とLUKEさんとAnchangさんに突っ込まれてました(^ ^)。

ここでALvinoの翔太さんから「LUKEさん、ちょっといいですか?さっき言うのを忘れてたので。」と、DVDなのかDVDが付いたアルバムなのか良く分からなかったのですが、今度リリースされるというお話がありました。ALvinoを見るのはこれで2回目ですが、去年の『Don't think. Feel!』でも、翔太さんはLUKEさんの司会を遮って、ご自分のバンドの宣伝をされていました。そのままLUKEさんがそれぞれのバンドへ、何かある?と話を振ると、Anchangさんは「嫁、募集中です。」とおどけてました。

最後は雅さんを除く全員で『メリーアン』。歌ったのは翔太さん、徳田さん、Anchangさんで、LUKEさんは歌いませんでした(・・。)。そのかわりアコギで坂崎さんのパートを担当。LUKEさんは下を向いて、真剣な表情で演奏されてました。THE ALFEEのアレンジとはちょっと違いました。音が小さくて良く聴こえなかったのが残念でした。

。。‥○゜。。‥☆゜。。‥○゜。。

19時ちょっと過ぎにに始まって、終演は22時40分頃でした。

終演のアナウンスも高見沢さん(^ ^)。
「RENAISSANCEツアーで会いましょう!」

LUKEさんは緊張されていたのか、本当に良く喋ってました(^ ^)。独りきりのステージなので、ちょっと心配でハラハラドキドキ。勝手に気分はお母さん状態。でもLUKEさんは観客のノセ方、いじり方もこなれた感じで、ファンのひいき目かもしれませんが、賑やかなバンドのなかにあっても引けは取らなかったと思います。

あと、予想外だったゲストの雅-miyavi-さんとLUKEさんのセッションが、圧巻でした。あの短い時間であのインパクト。あの華やかさ。さすがSpecial special Guestでした。

(2008/10/25 更新)