青い追憶を辿りながら

〜自由行動 & 帰国〜

最終日は夕方までフリータイムです ♪(o´▽`)。

荷造りはほぼディナーパーティーの前に終わっていたので、パリでの最後の朝食は旅の友とお喋りしながらのんびり楽しみました。さて食休みしたらお出掛けです。チェックアウトは12時までというゆとりある設定でしたが、どうしても行ってみたい場所がありました。

荷物はツアーデスクで預かってくれるようになっていて、ハンドバッグだけという身軽さで出掛けられてとてもありがたかったです。至れり尽くせりでツアースタッフの方々には本当に感謝の気持ちで一杯です。


夜のうちに雨が降ったらしく路面はしっとりと濡れていました。日曜日ということもありジョギングしている人が多くて、治安を心配していましたが拍子抜けするほど平和な雰囲気でした。

遠くにエッフェル塔を見ながらセーヌ川を渡り…

Takamiy à Paris, 2015

ナポレオンが眠るアンヴァリッドへ!!

Takamiy à Paris, 2015

軍事博物館の方から入ってしまったらしい。

Takamiy à Paris, 2015

空いていたせいもあるのか、受付のおじさんも案内のひともとても親切でした。全部見られるコースは11ユーロとのこと。せっかく来たし…と案内でフリーマップを頂き、軽い気持ちで入ったら広い!広い!

古い甲冑や武器、軍服などが時代ごとにたっくさん展示されていて、オスカル様もこんな軍服を着ていたのかしら?なんて時代のものまであって、収蔵品の多さに驚きました。過去の戦争の歴史を学ぶ展示室も時代ごとにあり、お勉強に来ていると思われる家族連れもチラホラ。


博物館の右半分を見てやっと辿り着きました。ナポレオンが眠るドーム教会です。

Takamiy à Paris, 2015

神聖な墓所だと分かっていても、どうしてもどうしても写真をパシャリ。

ナポレオンは本当に実在したのだということが不思議な実感をもって胸に迫ってきて、思わず熱く込み上げてくるものがありました。隣接する兵士の教会?からは賛美歌が聞こえてきて、写真だけでは分からない荘厳さに遥々来て本当に良かったと思いました。


教会内でしばしナポレオンに想いを馳せて、さて軍事博物館の残り左半分も見て帰ろうとまた元来た方へ戻りました。この辺りからはガラガラ〜。ときたま静かに椅子に座っている警備員さんがいるだけで、ほとんどだ〜〜れもいない。

あまりの静けさに不安になって、ナポレオンのお墓だけ見て帰れば良かったと少し後悔してきた頃…

Takamiy à Paris, 2015

この絵はここにあったのかと驚きました。フリーマップにはあったけれどここは美術館じゃないし、まさか本当にここにあるとは!?

Takamiy à Paris, 2015

しゃ、写真を撮ってもいいですか?と聞こうにも誰もいない。注意書きも何もない。動画で撮影してきてそれを切り出しました。

他にも「Napoléon」と説明書きがある展示品がいっぱい+.。゚(○ ノω`o)゚.+:。 若かりし日の肖像画やサーベル、馬具などもあって、フランス語が読めないのだけれど本当にナポレオンのものなの?とオロオロひとりで舞い上がってました。

良く分からずに入った博物館でたくさんのナポレオンゆかりのものが見られて、感激しました。

Takamiy à Paris, 2015

アンヴァリッドの次はセーヌ川沿いを歩いてオルセー美術館へ。

Takamiy à Paris, 2015

前回のフランス旅行のときに来そびれてしまい、後悔が残っていたのです。さすがにここは混んでいて気持ち的にあまりゆっくり出来ませんでしたが、念願のミレーの『晩鐘』と『落穂拾い』が見られました。繊細な色彩に惹き込まれ、周りの世界が一瞬消えたような感覚を覚えました。

「本物は違う。」という高見沢さんの言葉を思い出しつつ、チュイルリー公園からコンコルド広場を突っ切り、シャンゼリゼ通りを歩いてホテルへ戻りました。

‥。‥゜。‥

いよいよパリともお別れです。ホテルからバスに乗ってシャルルドゴール空港へ。

事前に旅行会社を通じて通路側の席を頼んであったので、日本から乗ったときはこちらから聞かなくても「(本名)様、通路側で承っております。」と言ってくれたのですが、フランスではそうはいかなかった! 搭乗手続きのときに席は何処ですか?と聞くと真ん中辺りを示されたので、通路側に変えてもらいました。ちょっと慌てましたがとても親切にして頂き嬉しかったです。

出国審査は靴を脱がされたり鞄の中までチェックされたりして厳しかったけれど、免税店でゆっくりお土産を買う時間がありました。帰りは偏西風に乗っていくし、1日歩き回った心地よい疲れもあり、眠ったりしているうちにあっという間に着いてしまった感じでした。

日本へは帰宅ラッシュより少し早い時間帯に着けたので、東京駅から新幹線でスムーズに宇都宮へ帰れました。次の日の仕事が休めないので、もしトラブルがあったらどうしようと不安だったのですが、何事もなく無事に家へ帰れてホッとしました。


高見沢さんが仰るようにパリの人たちはとても親切で、ツアースタッフの皆様にもたくさんお世話になりました。あんなに不安だったのにとっても楽しい旅が出来て、色んな巡り合わせに感謝です。そして家を出る前の日は緊張のあまり眠れないほどだった私に、海外まで出掛けて行く勇気をくれたのは高見沢さんでした。

たくさんの感謝を込めて。

(2015/03/10のDiaryより、04/15 更新)