青い追憶を辿りながら

2009/05/04(月・祝) 茨城県立県民文化センター

茨城県立県民文化センター

Set List

  • SWEAT & TEARS
  • 恋の炎
  • 星空のディスタンス
〜坂崎さんの御挨拶〜
  • 悲しき墓標
  • BRIDGED TO THE SUN
  • 二人のSEASON
  • FLOWER REVOLUTION
〜坂崎さんのMC〜MC 3人〜
  • LOVE NEVER DIES
  • Sister of THE Rainbow
  • 希望の鐘が鳴る朝に
〜MC 高見沢さん&メンバー紹介〜
  • My Best Friend
  • THE AGES
  • YOU GET TO RUN
  • 幻夜祭
  • 流砂のように
  • 風の詩
アンコール 1
  • 19(nineteen)
〜出し物〜
  • もう一度君に逢いたい
  • 終わりなきメッセージ (2007 virsion)
  • SWINGING GENERATION
アンコール 2
  • OVER DRIVE〜夢よ急げ
〜MC 高見沢さん〜
  • 桜の実の熟する時

たれみみの思い出

初めて茨城県立県民文化センターへ行ってきました。とても良いお天気で、途中までは桐生市に行くときと同じように、新国道4号を小山まで南下。それからは国道50号をのんびりコロコロ。桐生市より少し遠かったけれど、2時間位のドライブでした。見たことある街だな〜と思ったら、数年前に仕事で一度だけ訪れた事があったのを思い出しました。

会場の窓口前には、当日券発売を待つ行列ができていました。坂崎さんのことが心配で、きっと無理して駆けつけたファンの方が多かったのだと思います。

‥。‥゜。‥

  • SWEAT & TEARS
  • 恋の炎
  • 星空のディスタンス

『恋の炎』

オープニングから、いつも通りの笑顔を見せてくれていた坂崎さん。ハンドマイクのこの曲では、ドラムの方を向いて腰を振ったりアヤシい動きをして太郎さんを笑わせていた桜井さんの傍へ。マイクで桜井さんのお尻を触ってました。

茨城県立県民文化センター

坂崎さんの最初のMCでは、
「個人的なことで色々とご心配をお掛けしてますが、僕は元気です。」
と短くご挨拶。温かく大きな拍手が起こりました。

  • 悲しき墓標
  • BRIDGED TO THE SUN
  • 二人のSEASON
  • FLOWER REVOLUTION

『FLOWER REVOLUTION』

ご機嫌高見沢さん。前の方へ出て来てギター弾きまくり。最近お気に入りらしい観客の振り付けを嬉しそうに見ていたと思ったら、ほんのちょっとだけ演奏の合間に、ご自分も一緒に拳をあげてました。

茨城県立県民文化センター

坂崎さんのMCです。

とても残念なことに、前方の席にMC中ずっとメンバーに声を掛けているひとがいました。MCを遮るように、大声で何度も繰り返していたので、さすがの坂崎さんも困ったように苦笑い。
「僕、どうしたらいいんでしょうねー?さぁ、いつまで続くんでしょうねー?その元気は最後の方にとっておいて下さいね。」
やんわりと嗜めてました。効果はありませんでしたが…。

「7年半振りですね。こないだ来たのが2001年の…(下を覗き込む)…11月以来ですからね。楽屋にねー、トイレが一個しかないんですよ。しかも和式。せめて洋式にしてって感じなんですが…。」
ここからは水戸ネタ。道路はもうすぐできるの?とか、友部からはちょっと渋滞したけど、どっち(のIC)で降りた方が早いの?とか。
「これ広島とかで話したら、は?ってなるでしょうねー。」

そして桜井さんの呼び込みです。

坂崎さん 「桜井さん、7年半振りですよ。覚えてますかー?トイレとか?」
桜井さん 「覚えてますよー。あの狭ーい通路で無理矢理キャッチボールして、警備員さんに怒られたんですから。」
坂崎さん 「あらっ?それは桜井さんだって知っててですか?」
桜井さん 「そうですよー。(警備員さんが)こう素手でボールをキャッチして、ダメですよっ!て。」

桜井さん 「久しぶりですが、ゆっくり見とってね(水戸ってね)。」
坂崎さん 「それではこの方をお呼びしてみましょう。GWといえばこの男。高見沢さーーん。」

颯爽と登場した高見沢さん。衣装の裾を翻しクルクルと回って、片手を挙げてご挨拶。そして衣装の裾を持ち上げて、内側がゴールドなんだよって感じに見せびらかしてました。すると桜井さんが、前屈みになって闘牛の牛さんのマネ。

茨城県立県民文化センター

それに気がついた高見沢さん。坂崎さんの後ろ側に移動して、衣装の裾をヒラヒラ。桜井さんとふたりで闘牛ごっこを始めました。

茨城県立県民文化センター

一往復した桜井さんは、そのまま走って下手ソデに入ってしまいました。それを見送って、下手側を見ながらしばし佇む高見沢さんと坂崎さん。すると頭にバナナをのせた桜井さんが、前屈みで走って戻って来ました。高見沢さんと坂崎さんは大笑い。

高見沢さん「それじゃ闘牛じゃなくて乳牛だよ。」(←??(^^))
笑いながらバナナをスタッフに渡して片付ける桜井さん。ここのMCで高見沢さんが喋ったのは、このツアーで初めて聞きました。

  • LOVE NEVER DIES
  • Sister of THE Rainbow
  • 希望の鐘が鳴る朝に

高見沢さんのMCです。

「いいな〜、このネッバッこい感じというか、糸を引くような熱い声援に、こう…グッときました。」
両手を胸に当てる高見沢さん。??と思ったら、水戸といえば納豆なんだと、ちょっと遅れて気がつきました。
「まぁ、僕らはGWに休んだことなんかないんですが…ツアーがあるからね。疲れてるのかなーなんて思っても、ステージに上がると元気が出ちゃうんだよなっ!」

THE ALFEEは今年でデビュー35周年というお話から、坂崎さんとの出会いについて語る高見沢さん。

高見沢さん「音楽の話とかするとすごい詳しくって、次々とギターで弾いてくれるんだよ、頼みもしないのに。」
ねっ!て感じに高見沢さんが坂崎さんの方を見ると、坂崎さんが話を引き継いで、
坂崎さん 「そのままうちに来てもらってねー。で、布団を敷いて…じゃなくって!」
またファンが喜ぶことをーー(^^)。

坂崎さん 「明日コンテストに出るんだけどってコード書いて、テキトーでいいから明日ギター弾いてよって。」
桜井さん 「行ったらいきなりコイツがいるんだよ。なんでいるの?って聞いたら、ギターを弾きにきてやったんだよ!って。昔っから上から目線っていうの?高飛車だったんだからー。」
高見沢さん「たかびしゃわ としひこ…」
上手いっ!全然悪びれてないオスマシ高見沢さんに、大きな歓声と拍手が起こりました(^^)。

桜井さん 「俺はいっつもそっちのけ」
坂崎さん 「どっちのけ?」
すかさず反応した坂崎さんと顔を見合わせて、笑う桜井さん。スタスタと桜井さんの方へ歩み寄った高見沢さんは、
「こらーーーっ!」
って、笑いながら二人を叱ってました。

高見沢さん「世界がこんなふうにゆるい関係だったら、戦争なんて起こらないのに…って思って創った歌です。『My Best Friend』。」

  • My Best Friend
  • THE AGES
  • YOU GET TO RUN
  • 幻夜祭
  • 流砂のように
  • 風の詩

『YOU GET TO RUN』

春ツアーの間中、繰り返しこの歌が頭のなかを流れてました。カッコいいーー。後奏のギターソロでは髪を解く高見沢さん。陶酔したようにギターのネックに唇を寄せたりするので、うっひゃーー、勘弁してーー!って見てて照れくさくなってしまいました。

アンコール 1

  • 19(nineteen)

1972年の明治学園高校へタイムスリップ。フォークコンテストに出るという桜井くんと坂崎くんに、今日も”金髪先生”から抜き打ちの学力テストがありました。

「茨城」
と高見沢さんがホワイトボードに書いて、坂崎さんが「いばらき。」って答えたら「ピンポーン」正解。桜井さんが「いばらき。」って答えると「ブッブーーッ。」
高見沢さん「違いますっ!これは『ごめんね、ごめんね〜〜。』」
茨城ゆかりの何かでしょうか?「栃木じゃないの?」って声が後ろから聞こえましたが、高見沢さんの口調が可笑しかったので、大きな笑い声が起こりました。
高見沢さん「良かった〜、ウケて。」
ってホッとしたように笑って、とても喜んでました。一生懸命台本を書いている姿が浮かんで来て、胸が熱くなりました。

桜井さん 「こんなんでコンテストに優勝できるんですかー?」
ちょいちょいと手招きして、ふたりを傍へ呼び寄せる高見沢さん。
高見沢さん「実は先生には(コンテストに優勝する)秘策があるんだ。」

耳をそばだてる坂崎さんと桜井さん。3人密集してファンサービス(^^)。この日の高見沢さんはさらに、桜井さんの肩に手をかけていました。うぎゃ〜〜♪♪。

茨城県立県民文化センター

桜井さん&坂崎さん「へいへいほ〜〜♪。」
高見沢さん「与作じゃなくて、ひ・さ・くっ!」
桜井さん&坂崎さん「へいへいほ〜〜♪。」

明治学園のチャペルの裏にはタイムカプセルが埋められていて、そのなかにはコンテストに優勝できるメッセージが入っているとのお話。
高見沢さん「タイムカプセルはオペラに反応して出てくるから、オペラ部の桜井くん。君が歌っている間に相撲部の坂崎くんが探してくれ。」
桜井さん 「俺、オペラ部??オペラ部?あ〜っ!そうだった。オペラ部だった。」
強引にオペラ部にされた桜井さんが歌っている間、四股を踏んだり、すり足をしたり、雲竜型(?)の土俵入りのマネをしたりする坂崎さん。

茨城県立県民文化センター

坂崎さん 「先生っ!こんなところにこんなものが。」
暗くなったステージの端からスモークが立ち上り、坂崎さんがそこからタイムカプセルを取り出しました。
高見沢さん「ここだけ芝居がかってるでしょー?」
タイムカプセルを受け取った高見沢さんは、客席へ向かって少し照れくさそうに笑ってました。カワイイ!!
桜井さん 「先生、ムキが反対です。」
前後ろを間違えていて、タイムカプセルを開けられず、ちょっと動きが止まっていた高見沢さんはさらに照れ笑い(^^)。
桜井さん 「先生、もう11回くらいやってるんですから、いい加減覚えて下さい。」

高見沢さん「これで優勝できるなら、先生もコンテストに出たくなっちゃったなーー。」
高見沢さんは白衣を脱ぎ捨て学ランを着ると、挟まった長い髪の毛を今日はご自分でサララ〜〜ッと出しました。
桜井さん 「これみよがしにサラ〜ッてやったねー。一度くらいは挟まってみたいよ。」

ひとり一枚ずつ手にしたメッセージを、それぞれ読み上げます。
桜井さん 「なになに…検査結果、γGTPかなり高め、尿酸値かなり限界、血糖値かなりドロドロ。顔かなりデカめ。ほっとけ!。」
高見沢さん「それじゃないみたいだな〜。坂崎の(メッセージ)は?」
坂崎さん 「『裏声で』って書いてある。くーるまでぱっぴー。もうやめてっ(横山弁護士のマネ?)。ハイ、ブレーキ、ハイ、またブレーキ(車のCMのマネ)。」
高見沢さん「俺、ここ、だあーーいすき♪」
坂崎さんのモノマネに、大喜びの高見沢さん。やらせているご自分が、いつも一番笑ってますよね(^^)。「だあーーいすき♪」って言葉に、いつになく高見沢さんの優しさを感じました。

高見沢さん「ああっ!!こんなところにっ!」
高見沢さんが、足元に置いたタイムカプセルからボタンを取り出すと、今日はナイスタイミングで効果音を入れるTADASUKEさん。桐生市では叱られていたから…(^^)。TADASUKEさんの方を振り返って笑う高見沢さん。
桜井さん 「いいなー。」
はしゃいでいる高見沢さんを見て、桜井さんは本当に可笑しそうです。

ボタンで桜井さんの顎を剃るマネをする高見沢さん。
桜井さん 「シェービングじゃないんだから。」
なんて言いながらも顎を差し出して、されるがままにニコニコ。優しいひと。

茨城県立県民文化センター

高見沢さん「このボタンを押すと…。」
桜井さん 「ねえねえ、なんでここだけ開いてるの?」
唐突に、高見沢さんのひとつだけしめ忘れていた学ランのボタンを指差す桜井さん。???って感じに、自分の学ランを見下ろす高見沢さん。
桜井さん 「急いでたからねー。」
坂崎さん 「開いてるかズレてるか、どっちかだもんね。」
高見沢さんもボタンをとめようとしたのですが、すかさず手を伸ばしてボタンをとめてあげる坂崎さん。桜井さんの方が近くにいたのに(^^)。

茨城県立県民文化センター

高見沢さん「次に何を言うか、忘れちゃったじゃないかーー。」
桜井さん 「大丈夫、ゆっくりやりなよ。」
優しく笑って。高見沢さんの背中に手を回す桜井さん。ぎゃーーーっ!

茨城県立県民文化センター

みんな一緒に「ワン、ツー、スリー。」の掛け声で、ボタンを押す高見沢さん。(NHKからは、ボタンを押すのはバンド命名者の桜井さんに変更になってました。)ボタンを押すと暗転したステージに、高見沢さんの声でメッセージが流れます。

「タイムカプセルを開けた君たちは、今から2年後の1974年にデビューしますが、最初から大幅につまずきます。〜レコード発売中止、ギャラまで持ち逃げ etc〜落ちるところまで落ち、しまいには台風でメンバーの部屋の天井まで落ちてしまいます。それでも諦めずに歌い続けていけば、いつかきっと日本を代表する長寿バンドになれるでしょう。」
初日の川口では、割と真面目でじ〜んとくるメッセージだったのですが、ツアーが進むにつれ面白可笑しくなって行きました。

  • もう一度君に逢いたい
  • 終わりなきメッセージ (2007 virsion)
  • SWINGING GENERATION

アンコール 2

  • OVER DRIVE〜夢よ急げ
  • 桜の実の熟する時

ご自分のところに舞い落ちた桜を手にする坂崎さん。額にあててにっこり。そしてそれを紙ヒコーキを飛ばすようにして投げて、前方の席の方がそれをキャッチするのを、嬉しそうに眺めてました。

茨城県立県民文化センター

高見沢さんも桜を一枚拾ったのですが、そのまま右手に持ったまま退場されました。投げるのかな?と見守っていた客席からはちょっと笑い声が起こりました。

。。‥○゜。。‥☆゜。。‥○゜。。

7年振りという茨城でのライヴは、坂崎さん恒例のアンケートではこの春初日という方が半数以上だったので、すっっごい盛り上がりました。アンコールの声も大きくってすごかったです。

1ファンに出来るのは、遠くから応援することだけですが、素敵なライヴをありがとう。ありがとう。そんな思いでいっぱいになった茨城ライヴでした。

茨城県立県民文化センター

(2009/06/28 )