青い追憶を辿りながら

2007/10/13(土) 桐生市市民文化会館シルクホール

桐生市市民文化会館シルクホール

Set List

  • JOURNEY
  • AMERICAN DREAM
  • Good Time Boogie
〜坂崎さんの御挨拶〜
  • ロンリー・ガールを抱きしめて
  • Juliet
  • I Love You
  • 星空のディスタンス
〜坂崎さんのMC〜MC 3人〜
  • Journeyman
  • 悲しみの雨が降る
  • DNA Odyssey
〜MC 高見沢さん〜
  • エルドラド
  • Arcadia
  • 運命の轍 宿命の扉
  • 100億のLove Story
  • ラディカル・ティーンエイジャー
アンコール 1
  • FLOWER REVOLUTION
  • 恋人になりたい
〜ひとりBEAT BOYSコーナー〜
  • ふたりだけの夜
〜メンバー紹介〜
  • Stand Up,Baby -愛こそすべて-
  • Sweat&Tears(Vocal Change Ver.)
アンコール 2
  • Going My Way(2007 version)
〜MC 高見沢さん〜
  • Pride

たれみみの思い出

いつもは車だったのですが、今年は初めて電車で桐生市へ行きました。小山から両毛線に乗り換えて桐生駅へ。駅からシルクホールへは歩いて数分だったのですが、だいぶ肌寒くなったなぁ、と思いました。シルクホールは、どうぞ!撮ってやってくれ〜!って感じにツアートラックが、正面にどーーんと停めてあるから好き(^ ^)。グッズは楽しみだったパンフと、お菓子を1種類ずつ購入。

オープニングはパイプオルガンのような音楽で、春とは違ってクラシックな雰囲気でした。青い光が下から上へ上がって行くと、暗くなったステージにいつの間にかメンバーが揃ってました。キーボードの山石さんとドラムの太郎さんが、それぞれ階段のある高い台の上にのっかってました。ずいぶん高そう。

  • JOURNEY
  • AMERICAN DREAM
  • Good Time Boogie

自分の視界にメンバー3人が揃っている……。なんだか温かく優しい夢を見ているようで、なかなか実感が湧いてきませんでした。

『AMERICAN DREAM』

AMERICAN DREAM

ハンドマイクー(^ ^)。
坂崎さんの衣装がいつも楽しみ。ピッタリとサイズの合ったスーツが、なんて坂崎さんをセクシ〜に見せることか。軽快にステージを動き回る坂崎さんは、とっても綺麗で格好良かったです。

坂崎さんが上手花道で歌っているときに、ステージ中央では桜井さんと高見沢さんが並んで演奏。どことなくまだ硬い表情の桜井さんに、高見沢さんが寄り添っているような印象でした。

AMERICAN DREAM
Good Time Boogie

『Good Time Boogie』

歌詞がちょっと自信なさそうな高見沢さん(^ ^)。あれ?と一瞬戸惑って、桜井さんと坂崎さんがコーラスを聴いて、慌てて歌う場面もありました。私はこの歌はライヴで初めて聴いたのですが、高見沢さんも久しぶりなのでしょうか。

〜坂崎さんの御挨拶〜

例年通りの「日頃のやなこと忘れて、最後までよろしく!」という感じの、短いご挨拶がありました。

  • ロンリー・ガールを抱きしめて
  • Juliet
  • I Love You
  • 星空のディスタンス

『ロンリー・ガールを抱きしめて』では、高見沢さんがAngel Classic Vに持ち替えたので、あ!Anchangさん、と思ってしまいました。オープニングの1曲から後は、桜井さんのリードボーカルの曲なかなかこないので、もしかしたら桜井さんの体調が悪いのかな?と少し不安になりました。

『星空のディスタンス』

きたー!桜井さんのボーカル曲(^ ^)。これはもしかしたら、桜井さんの見せ場は後半に集中しているのかな?と思いました。高見沢さんがこの曲だけPrince Angelを使用されてました。

〜坂崎さんのMC〜

ステージにひとり残った坂崎さん。秋は今までのように、坂崎さん進行のMCに戻りました。ホッとしたような、少し残念なような…。安心して聞けるけど、あのちょっとたどたどしい桜井さんのMCが忘れがたい。

ばあ〜!

小さいお子さんから声が掛かったので、そちらに向かって、ばぁ〜ってしてみせる坂崎さん。

「どうぞお掛けになって下さい。あ、桐生は立ち見があるんでしたね。椅子がない方は申し訳ないんですが、バケツを持って立っていて下さい(^▽^)。」

坂崎さん恒例の、「THE ALFEEのコンサート、生まれて初めてのひと!」などのアンケートがあり、割とすぐに桜井さんの呼び込みとなりました。
「このひとは3ヶ月何をやってたんでしょうね。インタービューしてみたいです。それでは盛大な拍手でお迎え下さい。桜井さーーん。」

拍手がすごかった!桜井さんは登場されると、いつものように手を差し伸べながら、あちこちへお辞儀をされました。体を鍛えていらしたそうで、ビリーみたいな大変なものじゃなくて、みんなぶ〜〜って(振動する)楽なものになっちゃう、と身振り手振りで話す桜井さん。

坂崎さん  「3ヶ月ずっと、それやってたの?」
桜井さん  「やってねーよ!」
相変わらずの軽快なお二人のやり取り(^ ^)。さりげなく鍛えるお話だけに終始し、自虐ネタにならなかったのでホッとしました。

坂崎さん  「この方はどうだったんでしょうねー。だいぶお忙しかったみたいですが。高見沢さーん。」
颯爽と登場された高見沢さん。すっごい衣装の裾を翻して(^ ^)。着物の帯みたいな光沢がある青い生地のマントで、か、描けない……(T T)。

坂崎さん  「どうですか?ずいぶんお忙しかったみたいですが。」
高見沢さん 「これを乗り越えれば、何かみえてくるんじゃないかと…。」
坂崎さん  「何かみえてきましたか?」
高見沢さん 「………。」
坂崎さん  「考えてなかったみたいです(^▽^)。」

坂崎さん  「しばらく離れていた夫婦みたい。」
高見沢さん 「お前、もっと他に表現がないのかよ。」
坂崎さん  「まあ、始まってもう1週間も経てば、いつもどーりで。」
桜井さん  「それをいったらお終いよ。」(←寅さんみたい。)

なんとなくボケボケな雰囲気のMC(^ ^)。じゃあ、そろそろ、という感じで声をかける坂崎さん。

ぼ〜〜

坂崎さん  「やるぞ!」
高見沢さん 「…」

腕を組んで、ちょっと俯いたままの高見沢さん(^ ^)。

坂崎さん  「やるのはいいけど、商売道具ぐらい持ったらどうだ!」
高見沢さん 「あっ!」
ぴょこっと飛び上がって、慌ててソデヘギターを取りに行きました。
坂崎さん  「ギターとここがちょっと抜けている。いつも抜けてる。仕事場にギターを忘れて来たこともあるし。」
坂崎さんが、笑いながら頭をコツコツ。
高見沢さん 「お前も早く持ってこいよ。」
ローディーさんに責任を押し付ける高見沢さん(^ ^)。

  • Journeyman
  • 悲しみの雨が降る
  • DNA Odyssey

〜MC 高見沢さん〜

『DNA Odyssey』は1980年代最後のアルバムの曲ですが、今ほどDNAという言葉も一般的ではなくて、DNAという言葉を使って、こんなに長い曲を創ったのはTHE ALFEEが初めてという…だからどうっていうことはないんですが。」

「桜井とは高校からずっと一緒だったんだけど、坂崎と初めて一緒にやったときも、何て言うか…DNAが落ち着くんだよな!それまでバンドもやってたんだけど、そういうのって感じたことがなくて。」

何となく言葉を探しながら、一生懸命しゃべっている感じの高見沢さん。早々とステージに戻って来た桜井さんもニコニコ。観客席からもクスクスと温かい笑い声が起こりました。

「DNAが合うから、長く続けてられるんだろうな。ちょっとイジメられたくらいじゃビクともしない。例えばさっきギターを忘れたのだって、後でず〜〜〜っと言われるんだよ。ちょっと(←?)ぬけてたくらいで…。」
観客席からはさらに大きな笑い声(^ ^)。
「なんだよ。俺がイジメてるっていうのか?」
場内拍手!隣りでウケている桜井さん。

「なんだよ〜。拍手なんかしちゃって〜。まあ、そんなTHE ALFEEを言葉で表すと、ぬるま湯関係っていうのかな。ぬるま湯っていうと言葉は悪いけど、大変なんですよ。熱くなりすぎたら冷まさなければいけない。桜井が2km先の川まで行って、水を汲んでこなきゃいけない。」

あらえっさ

水を汲んでくるジェスチャーをする桜井さん。あぁ、桜井さんだぁ〜(^ ^)。

高見沢さん 「冷たくなりすぎたら、坂崎が薪をくべて、こう、ふうふう。」
ちょうどステージに戻って来ていた坂崎さんも、高見沢さんに合わせてぷうぷう。
桜井さん  「お前は!?」

ぷ〜ぷ〜

ナイスなツッコミです。桜井さん!
高見沢さん 「僕はほら、こうやって。」
お風呂につかるマネ。
高見沢さん 「熱い、ぬるいって言わなくっちゃ。」

桜井さん  「いいけどお前、使った後の風呂掃除くらいしろよ。」
高見沢さん 「なに〜?聞こえな〜い。」(←可愛い!!)
桜井さん  「聞こえないんだって。みんなで言ってやろ〜。ば〜〜〜か。」
高見沢さん 「ほら!イジメるでしょ!」(観客席へ訴えます。)
桜井さん  「みんなも言ったもん。」
高見沢さん 「みんなでイジメたな〜。」(←客席の方をみて、イジケてました。)

  • エルドラド
  • Arcadia
  • 運命の轍 宿命の扉
  • 100億のLove Story
  • 天河の舟
  • ラディカル・ティーンエイジャー

『100億のLove Story』

照明がとっても綺麗でした。この秋はステージが底上げしてあって、床下にも照明が使われていたので、まるでステージが星空に浮いているように見えました。歌が終わるとステージ後方の星空に、流れ星がスーーッと流れたので、観客席から大きなどよめきが起こりました。

アンコール 1

いきなり、ピーーーーッと笛の音がしました。???と思っていると、『LONG WAY TO FREEDOM』の音楽に合わせて、指揮棒を持った高見沢さんを先頭に、鼓笛隊がやってきました(^ ^)。ステージ中央でぐるぐる回ったあと、ピーーッピッピッピッと高見沢さんが指揮棒をくるくる回して止まれの合図。

すると坂崎さんが、テン、テン、テンテケテンと祭り囃子のようなリズムを取り出して、桜井さんもそれに合わせたので、ピピピーー!!と高見沢さんが笛だけで止めてました。

鼓笛隊

でた!セッカンたかみー(^ ^)。笛の音に合わせてペシ!ぐりぐり!桜井さんと坂崎さんが、なんだかとっても嬉しそうに見えました。一言も喋らないまま笛と指揮棒で、それぞれの定位置へ移動するよう指示する高見沢さん。指揮棒でご自分のことも指してから、自分の定位置を指し示した仕草が可愛くて、笑い声が起こりました。

  • FLOWER REVOLUTION
  • 恋人になりたい

『FLOWER REVOLUTION』

嬉しそうにCrystal Angelを手にされたのですが、困ったように上手ソデの方を見る高見沢さん。何かトラブルがあったようで、結局ピンクのFlying TVに持ち替えました。残念でしたが、このギターも好き(^ ^)。

『恋人になりたい』の後奏中で、桜井さんがソデに引っ込んだと思ったら、帽子を被って再登場されました。

〜ひとりBEAT BOYSコーナー〜

「一年振りの登場だぜーー!」
とノリノリで挨拶をすると、坂崎さんからツッコミがはいりました。
坂崎さん  「BEAT BOYSって3人だったんじゃないの?他のふたりはどうしたの?」
桜井さん  「あら?!気づいちゃった?」

というわけで残るおふたりが呼び込まれたのですが、名前は忘れちゃいました。確か出身地とかも細かい設定がありましたね。するとスタッフの方が運び込んできたのは、坂崎さんと高見沢さんのパネル(^▽^)。帽子だけ本物が被せてありました。

手を引く高見沢さん

「ずいぶん薄っぺらいのがきたな〜〜。」
笑いながらパネルを覗き込む高見沢さんと坂崎さん。

高見沢さんが、ちょっとちょっとと坂崎さんに手招きをすると、パネルの傍へ引き寄せてました。

高見沢さんは等身大なのに、坂崎さんのはやけに大きい(^ ^)。

高見沢さん 「1年でずいぶん大きくなったんじゃないか?」
桜井さん  「髪の毛以外はのびーるのびーる。私はこっからぬけーるぬけーる。」
高見沢さん 「そうやってね、自虐ネタは言わないの!ね。」

肩に手を

桜井さんの肩に手を置いて、覗き込むようにして話しかける高見沢さん。右サイドの席だった私からは、高見沢さんの後ろ姿しか見えませんでした(^ ^)。

他のお二人は夏忙しかったので、バカンスへ出かけてしたったそうです(^ ^)。

桜井さん  「夏はハワイへ行ったんだけど、着いたとたん暑いのに寒気がして、風邪ひいちゃって、ホテルでおとなしくしてたのよ。」
高見沢さん 「とことん、ついてないねー。で、ホテルで何をしてたの?」
桜井さん  「歌の練習。」

桜井さん  「私のお墓の前で〜〜、拝んじゃや〜〜〜。」
高見沢さん 「拝んでいいんだよ(^ ^)。」
坂崎さん  「みんな笑っていいんだか微妙な顔をしてる。それは春にも聴いたから、もっと違う歌が聴きたいな。」

この後桜井さんは、散々田中角栄さんや寅さんのモノマネを披露してくれました。ついに怪しい中国人となったので、坂崎さんが通訳をしてくれました。
坂崎さん 「今夜は、今まで一度も、歌ったことのない歌を、歌います!」
ビシッと帽子の上へ片手を置いて、ポーズを決めてみせる桜井さん。

  • ふたりだけの夜

ひとりBEAT BOYSときたらこれだ!!1990年発売当時から大好きだったこの歌を、ライヴで聴けるなんて感激でした。桜井さんの歌声がなんて素晴らしかったことか。バスケットに入ったお菓子をバラまきながら歌う桜井さん(^ ^)。武道館ではマラカスブラザーズも登場したりして。

歌い終わって桜井さんが退場しようとすると、退場の音楽がちょっと小さくなりました。コラコラって感じに高見沢さんが桜井さんを手招きして呼び止めて、これを片付けなさいって感じにパネルを指差しました。パネルの次は譜面台、マイクと次々片付けたと思ったら、最後はスタッフがホウキをソデから差し出しました。

ホウキであちこち、高見沢さんと坂崎さんが指差すところをお掃除してくれて、やっと退場となりました。桜井さんがベースを持って戻ってくるまでの間に、メンバー紹介がありました。

  • Stand Up,Baby -愛こそすべて-
  • Sweat&Tears(Vocal Change Ver.)

『Sweat&Tears』

坂崎さんの声が少し苦しそうでした。もともと高見沢さんヴォーカルの曲だから、大丈夫かな?とちょっとドキドキ。そういえばこの秋は、テープが飛ぶ演出はありませんでした。

アンコール 2

アンコール

登場するなり、ひとりBEAT BOYSのときみたいに、ビシッとポーズを決める桜井さん。大きな歓声が起こったのでびっくりしました。

なんとなくまだ全体に硬さがあったような桜井さん。調子がでてきたのかな?と嬉しくなりました。

高見沢さん 「明日のための歌を贈ります。」

  • Going My Way(2007 version)

坂崎さんのアコースティックギターと高見沢さんの歌だけで始まった『Going My Way』。徐々に桜井さんのベース、高見沢さんのエレキギターが加わって、本来のアレンジに近づいて行くような感じでした。

〜MC 高見沢さん〜

「プライドと見栄を取り違えていることも多いのではないかと思うんですが、見栄なんかは一度捨て去る勇気も必要なんじゃないかと思います。日常生活のなかでどうしてもストレスが溜まったときには、下を向いて『Going My Way』と2回唱えましょう。

「僕らの歌が、明日の自分をみつける手がかりになってくれたら嬉しいです。僕らの歌は、いつも皆さんの心の傍にあります。」

  • Pride

驚きました。ラストの曲が桜井さんヴォーカルの『Pride』だとは。この日はちょっと疲れていたので、コンサートも遠くから見ているような、なかなか気持ちが入っていかないような感じで、自分自身戸惑っていました。それだけにこの最後の高見沢さんのMCと『Pride』には、胸がいっぱいになりました。

オープニングもアンコールの見せ場も、そしてラストの曲も桜井さんだった…。本当に、桜井さんに会える秋ツアーを待ちわびていたんです。ありがとう、高見沢さん(><。)°。ありがとう、THE ALFEE!

(2007/11/19 追記)