青い追憶を辿りながら

2007/09/17(月) 愛知県芸術劇場

Set List

  • バラバラふたり
  • 花のかおりに
  • Sensored Mail
  • Her Hometown
  • 青い色の瞳 (Luis Carlos SeverichさんのCharango演奏)
  • 鎮静剤
  • 不思議な日
〜ウクレレ10万弱(アルプス一万尺の替え歌)〜
  • 戦争は知らない
  • 生命 いのち
  • 家をつくるなら
  • 黄昏のビギン
  • 帰って来たヨッパライ
  • あの素晴らしい愛をもう一度
〜Support Member紹介〜
  • イムジン河 (Patrick Nugierさんの独唱)
  • サタデーナイト ムービー
  • アーサー博士の人力飛行機
  • ナンニモナイ
  • モノリス
アンコール 1
『バラバラふたり』のPV上映
  • 無貧
  • 見上げてごらん夜の星を
  • みんなの地球
アンコール 2
  • イムジン河
  • 平和について

たれみみの思い出

9月下旬とは思えない程の蒸し暑さのなか、愛知県芸術劇場へ言って来ました。公式記念BOOKとTシャツを購入して会場内へ。ステージには幕がなく、照明もシンプルでした。開演前のアナウンスが日本語であり、続いて「Ladies&Gentlemen!」と英語で同じ内容をアナウンス。するとさらに「あにょはせよ〜。」と韓国語が続いたので、観客席から笑い声が起こりました。それから多分フランス語、スペイン語と結局5カ国語でアナウンスがあり、『和幸』の紹介となりました。

Support Memberの方々と、加藤さんと一緒に、下手から手を振りながら登場した坂崎さんは、なんだか嬉しそうに後ろに置いてあるアンプにコードを差し込んでいました。(←後のMCで、ビートルズ来日公演のときの再現だと、説明してくれました。)

和幸

衣装はお二人とも、六本木街頭キャンペーンのときと同じでした。ニコニコでエレキギターを手にする坂崎さん。

  • バラバラふたり
  • 花のかおりに

お二人からご挨拶です。コペンハーゲンから始まったワールドツアーも、もう終わりです、とおどけてみせてました。
坂崎さん 「60、70年代を感じさせるものが随所にちりばめられていますが、気がつかなくても楽しめるようになってますので、心配しないで下さい。」

  • Sensored Mail

次の曲はポール(坂崎さん)が創ったと紹介がありました。ビージーズにご降臨してもらったとか。

  • Her Hometown

この歌が坂崎さん作曲!
クレジットは全部KAZUKOHになっているのですが、アルバム『ゴールデン・ヒッツ』のなかで一番好きな歌が、坂崎さんの作曲だったと知って胸がキュンとなりました。

加藤さん 「僕たちは大抵の弦楽器は弾けるんですが、チャランゴって楽器があって、幸ちゃんも挫折したんだよね。」
坂崎さん 「チューニングが出来なくて。」
加藤さん 「でもどうしてもチャランゴの音が欲しいって、ボリビアから桑名経由で来てもらいました。」

ここで、Luis Carlos Severichさんの紹介となりました。チャランゴは、昔はアルマジロの甲羅から創られていたのだそうです。
坂崎さん 「今はワシントン条約があってダメですよ。僕はワシントン条約系は詳しいですからね。」
加藤さん 「それで今は木で創られてるんですが、古い楽器なんだよね。400年くらい前?」
Luisさん 「オソラク…。」
加藤さん 「彼は何を聞いてもおそらく、って言うんですよ。明日は晴れる?」
Luisさん 「オソラク…。」(←(^▽^))

ここで坂崎さん、加藤さんがいったん退場されて、PercussionのChristopher HardyさんとLuisさんの演奏が始まりました。

  • 青い色の瞳(Luis Carlos SeverichさんのCharango演奏)

坂崎さんと加藤さんが、衣装を替えて再登場です。ことのきだったか、Luisさんとハグハグしてご挨拶。インターナショナルだなあ、と思って見ていたのですが、ハタと気がつきました。坂崎さんに何をする!(^▽^)

和幸

2階席だったので、ギターも衣装もよく見えなかったのですが、だいたいこんな感じでした。缶バッジをたくさんつけた赤いチェックのジャケットが、華奢な坂崎さんにとっても似合っていました。

和幸
  • 鎮静剤

加藤さん 「アルバムの13曲だけだと怒られちゃうから。次の曲は過去の遺産から拾って来ました。」
坂崎さん 「加藤さんはすぐに捨てちゃうんですよ。」
加藤さん 「幸ちゃんのおかげです。」
坂崎さん 「僕もよく物真似をしていたので。なんの曲かわかったら、拍手をお願いします。」

  • 不思議な日

最近ウクレレに凝っている、という加藤さん。行商人が売りにくるんだとか(^ ^)。紙風船とかつけて。それは古すぎるって、楽しそうに笑ってつっこむ坂崎さん。このウクレレは10万弱で買いました、というお話から。

〜ウクレレ10万弱、頑張れば買える ストラディバリウス3億円〜(アルプス一万尺の替え歌)

  • 戦争は知らない

次の曲も坂崎さんが創った曲だそうです。『和幸』が決まったらすぐに、まだ加藤さんが何もしていないうちに、5曲も坂崎さんから送られてきたうちの1曲とのことでした。北山修さんに歌詞をつけてもらったのだとか。
加藤さん 「困ったときの北山頼みで…。」

  • 生命 いのち

S&Gはハミングが綺麗、というお話から、「ん〜〜〜、ん〜〜〜。」と綺麗に物真似。そのまま次の曲へ。

  • 家をつくるなら
  • 黄昏のビギン
  • 帰って来たヨッパライ
  • あの素晴らしい愛をもう一度

ここでSupport Memberの紹介がありました。ケーナ、アコーディオン、その他いろいろな種類の楽器を担当されていたPatrick Nugierさんは、もうひとつ素晴らしい楽器を持っている、とのことで、それは歌でした。坂崎さんと加藤さんが退場されたあとにPatrick Nugierさんの独唱となりました。

  • イムジン河(Patrick Nugierさんの独唱)

この間に、ステージの両脇には大きな花束が置かれ、『和幸』のお二人の立ち位置を取り巻くように、花びらが丸く敷きつめられました。『和幸』のおふたりが再登場です。向き合って、お互いの衣装をみて一瞬変な間が…そして笑い出す加藤さん(^ ^)。
加藤さん 「しぼりが流行ったんですよね。」
坂崎さん 「加藤さんは古着を探してくるのが上手いんですよ。」
坂崎さんのインナーも、加藤さんのTシャツもしぼりのTシャツで、時代の流れを追って、衣装のイメージを揃えていたということに、ここで初めて気がつきました。

バックには電飾が鮮やかな、ちょっとレトロな感じの『KAZUKOH』が降りて来ました。

和幸
  • サタデーナイト ムービー

坂崎さん 「サイケちゃんが来ましたね。一日一色しか塗れないから、最低でも10日はかかってるんだよね。受け取ったのは東京公演の日です。」

和幸

すごいESPさん。なんてギターを創ったんだESPさん。描くのが大変じゃないかESPさん(^▽^)。

  • アーサー博士の人力飛行機

「僕にだってあるんだーい。」
と、加藤さんまでお揃いのギターを持ってました。

  • ナンニモナイ
  • モノリス

坂崎さんはエレキギターを弾く時も、派手は動きはせず、ひとつひとつの音を大切にしているような感じでした。すごい賑やかな演奏となり、『和幸』がこんな大きな音のライヴになるなんて、とちょっと驚きました。

両手を振って、坂崎さん、加藤さんが退場されました。その後、Support Memberの皆さんも次々と手を振って退場されました。

アンコール 1

うえからスクリーンが降りて来て、『バラバラふたり』のPV上映がありました。その後また『和幸』のおふたりだけで登場です。

和幸

お花が欲しかったのか、花束を覗き込む坂崎さん。赤と青の衣装も、いたずらっこのようで可愛かったです。ここからはまた、イスに腰掛けての演奏となりました。

  • 無貧
  • 見上げてごらん夜の星を
  • みんなの地球

アンコール 2

衣装はそのままで、六本木街頭キャンペーンのときに使用した、たすきをかけて再登場です。

  • イムジン河

Chris Silversteinさんのウッドベース(というのかな?)が、とても印象的でした。この後、もう一度Support Memberの方々の紹介があり、大きな拍手のなか退場されました。最後には『和幸』のおふたりだけで、向かい合って呼吸を合わせて、始まったのが意外な曲でした。

  • 平和について

最後はおふたりで手を繋いで、万歳して観客席に挨拶をしてくれました。

Percussionがお二人も?!と、最初はちょっとびっくりしたのですが、知らない楽器が次々とでてきて、Support Memberの皆さんの演奏を見ているだけでも、とても楽しかったです。ケーナやアコーディオン、チャランゴ、ウッドベースなど、いろいろな楽器を使ったアレンジがとても素敵でした。

加藤さんと坂崎さんも、加藤さんが「まるでギターショー。」と仰ってたように、ほとんど曲ごとにギター交換されていたので、席も遠かったし覚えられませんでした(^ ^)。衣装も、こんな感じだったなあ、と思い出しながら描きました。

 (2007/10/05)