2007/04/18（水）　千葉県文化会館

Set List

• AFFECTION
• 夢よ急げ
• STARSHIP -光を求めて-

• Change
• Nervous Breakdown
• Shout

• Promised Love
  〜Find the Cost of Freedom ( CSN&Y )
• シュプレヒコールに耳を塞いで
• 終わりなきメッセージ （2007 virsion）

• Dear My Life
• 春の嵐　
• 流砂のように
• 天河の舟
• Brave Love 〜Galaxy Express 999〜　
• 愛を惜しみなく

• シンデレラは眠れない
• サファイアの瞳<

• メリーアン
• 星空のディスタンス
• FLOWER REVOLUTION

• See You Again

たれみみの思い出

新緑が美しい東北自動車道を南下して、初めて千葉県文化会館のコンサートに参加してきました。天気は生憎の曇り空。埼玉県にはいった頃から冷たい雨が降り出してしまいました。三郷で外環をおりてからは市街地で時間がかかりましたが、３時間くらいで千葉市へ到着しました。

毎年すごい盛り上がるという千葉県文化会館。しかも高見沢さんが53歳になって初めてのコンサートなので、とても楽しみでした。ツアー初日の後、高見沢さんが何度か手直しされたという（Takamiy's Boardより）SEが流れ、ほぼ定刻どおりに始まりました。

ツアータイトルが書かれた幕が開くと、ステージにはいつの間にかメンバーが揃っていました。

• AFFECTION
• 夢よ急げ
• STARSHIP -光を求めて-

オープニングも予想外でしたが、それに続く曲も意外でした。「夢よ急げ」をもうここでやってしまうの？という感じでした。

高見沢さんは全身ピンク色。遠くてよく分かりませんでしたが、スーツには何か模様が刺繍されていました。

ギターもピンク色。このツアーのために作られたギターでしょうか。最初の2曲で使うと「STARSHIP -光を求めて-」ではプリンスギターに持ち替えてしまいました。3人揃ってギターを掲げるところが大好きなのですが、プリンスはさすがに重そうでした。

坂崎さんの御挨拶です。例年より長く話されていたので、あれ？と思いました。荒れた天気が続いてあちこちで「春の嵐」という言葉を耳にする、というお話でした。春はいろいろ環境が変わるひとも多いでしょうが、そんな季節にピッタリな曲、ということで始まったのがNew Albumから「Change」でした。

• Change
• Nervous Breakdown
• Shout

「Shout」は「坂崎にハンドマイクで歌ってもらいたい。」と高見沢さんが話していらしたので楽しみにしていました。

前奏では額に手をかざして観客席を見渡す坂崎さん。薄いグレーのスーツが春らしくて素敵でした。

「あっという間にビッグリバウンド…。」と歌いながら、ピョンと飛び上がっておどけていました。

ただ秋ツアーのハンドマイク曲の「FUNKY PUNKY」に比べると、間奏でハーモニカもないしちょっと手持ち無沙汰な感じでした。観客席に背中を向ける坂崎さん。桜井さんと高見沢さんは演奏に集中していて、新曲をやっている緊張感が伝わってきました。

坂崎さんは落ち着かないのか、自分の定位置に戻ってしまいました（^▽^）。この新曲はやけに坂崎さんの背中ばかりが印象に残りましたが、ツアーが進むにつれて、きっともっとこなれていくんだろうなあ、と思います。

ステージが暗転しメンバーが一旦引き上げてしまうと、「桜井さ〜〜ん。」と歓声が。あれれ？と思っていたら、桜井さんがこの「お座りコーナー」をしきることになったんですね。

「今日は生憎の天気のなか、皆様には多数ご出席頂きまして…」

まるで結婚式の司会のように挨拶する桜井さん。会場はクスクスという笑い声と、ハラハラと見守るような温かい空気に包まれました。

しかも照明が当たらない暗がりのなか、キーボードの隣の一段下がったところで坂崎さんがじっと待っていましたよ。桜井さんが心配だったのでしょうか？（^ ^）

先日坂崎さんのラジオにゲストで出演した後に、「お前飲んでただろ〜。」とあちこちから責められたとのことです。明日出演するbay fm『ON 8』は最初から焼酎が用意されてるんだもーん、と嬉しそうでした。

「桜井さんはどうして、坂崎さんみたいにアンケートを取ってくれないんですか？」とファンの方からお手紙がくるそうで、
「担当が変わればやり方も変わるんです！」
と言いつつも聞いてくれました。
「今日がTHE ALFEEのコンサート生まれて初めてのひと！」

先日新しい歳を重ねたひと、とやっと坂崎さんが紹介されました。
坂崎さん　　「プレゼントは来年の4月14日まで受け付けております。桜井さん、2階、3階席のひとには御挨拶した？」
いつもと違ってなんだか落ち着かないのか、坂崎さんは足をパタパタ、手をモジモジ。桜井さんに注意されてしまいました。
桜井さん　　「お前落ち着けよ〜。歳とともに落ち着きがなくなってたぞ〜。」

続いて高見沢さんが呼び込まれました。
おとぎ話の王様みたいなちょうちん袖をした黄金色のマントでした。びっくり……。襟のカットが深い黒のインナーがキラキラ色んな色を放って輝いていました。

ご機嫌で右手をパタパタ振る高見沢さん。
桜井さんと坂崎さんもびっくりされたようです。

坂崎さん　　「一体何色持ってるんだ？」（←他の色もあったのでしょうか？）
桜井さん　　「あんなにマントが長い必要があるんでしょうか？」

自主的に（？）クルクルまわって衣装を披露する高見沢さん。何を言われても嬉しそうです。（^ ^）

桜井さん　　「前の席の方は家へ帰ったらよくうがいをして下さい。」
坂崎さん　　「ニジマスみたいだな。」
桜井さん　　「その光もの（魚）は苦手ですが、あの光もの（高見沢さんの衣装）には興味があります。」

そんなことを言っていると、またファイナルで着せられちゃいますよ〜〜。

観客席から「Happy Birthday!」の声がかかり、じゃあやりますか、と桜井さんの指揮でHappy Birthdayを歌うことになりました。歌いだしでキイがあわなかったらしく、桜井さんは思わずキーボードの山石さんを振り返ってしまいました。
坂崎さん　　「すごいキイだな。」
笑い声がおこってしまい、途中からになりましたが、Happy Birthday Dear Takamiyとみんなで歌いました。

坂崎さん　　「ケーキは？ケーキは？シャンパンは？」
とご本人以上に嬉しそうにはしゃぐ坂崎さん。桜井さんに嗜められてしまいました。
桜井さん　　「お前みたいにプレゼントは来年の4月14日まで、なんて小さいことは言わないの！」

その後は、みんな4月誕生日なんだから、桜井も4月にしろよ〜、と案の定ターゲットは桜井さんへ。
高見沢さん　「4月1日にしろよ。いいな〜。エイプリル桜井！」
桜井さん　　「毎日ケーキで、急性糖尿病（？！）になります！」

• Promised Love
  〜Find the Cost of Freedom ( CSN&Y )
• シュプレヒコールに耳を塞いで
• 終わりなきメッセージ （2007 virsion）

この流れでどうやってこのLove Songへ行ったのか？？
ベースを持たずに歌う桜井さんがとても素敵でした。歌声はもちろんですが、胸に手をあてて歌う姿にも思わず眼が釘付けになってしまいました。

この春のセットリストのなかで一番印象に残ったのは、新しいアレンジの「終わりなきメッセージ」でした。最初は何の曲かわかりませんでした。
「Come on!」
と高見沢さんのかけ声でみんな一斉に立ち上がりました。ちょっとびっくりしましたが、この演出はグッときてしまいました。

高見沢さんのMCです。

「たくさんのバースディメッセージをありがとう。マニアのほうにもありがとう。やっぱりプレゼントも貰えないより貰ったほうがいいよね。」

両手を開いてにっこり。
「なんだ〜。ここで（プレゼントが）ぽーんとくるかと思ったのに。なんなら君のHEARTでもいいよ。」

「きゃーーーー！！！」

「いや、No,thank youです…。」
観客席のあまりの反応にたじたじする高見沢さん。隣で桜井さんが受ける受ける。ちょうどステージに戻って来た坂崎さんにも話の内容を教えてあげていました。

New Singleがオリコン4位に入ったことについて、
「10位に入ればいいや、と思ってたけど4位は嬉しかったなあ。あとひとつ上だとベストスリーだったんたけど。」
真面目に「Dear My Life」について語っていらっしゃいましたが、照れてしまったのかだんだん話が逸れていきました。
「聞くだけで元気になる言葉ってあるよね。例えば"桜井"とか。」
観客席が爆笑でした。

Singleは何枚目か忘れましたが、と高見沢さんが言うと、観客席から声がかかったようです。
「50枚？う〜ん、それくらいかなぁ？それではみんなが元気になる、桜井が…」
ここでまた爆笑がおこってしまいました。
「桜井が歌うNew Singleの曲です。」
「お前、真面目にやれよ〜〜。俺がやったら怒るだろ〜。」と笑いながら抗議する桜井さん。
「当たり前じゃないか！」

• Dear My Life
• 春の嵐　
• 流砂のように
• 天河の舟
• Brave Love 〜Galaxy Express 999〜　
• 愛を惜しみなく

アンコール １

いつものようにステージ下手の方に気を取られていたら、高見沢さんだけ上手から登場されたようです。ふと気がついたら既にステージに立ってたのでびっくりしました。すぐに曲が始まったので、この春は出し物（？）がないのかな、と思いました。

• シンデレラは眠れない
• サファイアの瞳

この春から独り立ちされたドラムの太郎さんと、かなり頻繁にアイコンタクトをとる坂崎さんが印象的でした。「サファイアの瞳」の間奏では桜井さんと高見沢さんが、それぞれステージの両端で前の方へ出て来てくれました。
曲の最後になると、ギターをかき鳴らす高見沢さんを残して、桜井さんと坂崎さんがステージから去って行ってしまいました。

あれれ？と思う間もなく、「アルプスの少女ハイジ」の歌にのって、スキップしながら再登場！！

眼が点になりました。（・○・）
でもあんまり可愛らしかったので、違和感を感じませんでした。

ふたり手をつないで、やけくそのようにグルグルまわったため、坂崎さんはマイクの前で息が切れて喋れなくなってしまいました。

「あ、血圧が。」
と坂崎さんの手をとる高見沢さん。「150の〜…。」（^▽^）。

坂崎さん　　「春のあらし、5歳でチュ。」
桜井さん　　「春のあられ、4歳でチュ。」
この脚本は高見沢さん作ですよね〜〜！！それなのに嬉しそうに「ずいぶん高齢幼稚園児だなあ」とか、坂崎さんのほっぺたを撫でながら「ざらざらだ〜」とか好き放題言いまくりの高見沢さん。

それに対抗して、
「ちょっと、ちょっと、ちょっと。」
「おまえ、いつか、ぶっ飛ばす、Chu!」
と息もぴったりに「ざ・たっち」のネタを披露する桜井さんと坂崎さん。

このネタは「ざ・たっち」のお二人がゲストだった、12月24日放送の『新堂本兄弟』を観ていなかったら、分からなかったと思います。桜井さんはからかわれたお返しに、高見沢さんの衣装にツッコミをいれていました。
桜井さん　　「お兄ちゃん、そんな服どこで売ってるの〜？」

この後は、坂崎さんが春のお菓子「MAKOTO」の紹介をしました。もちろん可愛らしい幼児言葉で…（^▽^）。
「まさちゃんのオトナのホロ苦コーヒー味。飲んだことないからわからないや〜。」
おまけのポストカードは桜井さんのだったので、
「これはずれだってよ〜。」
と、自分で言ってしまう桜井さん。魔除けにいいよ〜、と高見沢さんに額にカードをくっつけられていました。この春は、去年までのように、客席にお菓子をバラ撒いたりしませんでした。

「イカしたお兄さんに…イカれたじゃないよ！（←観客席から声が掛かったようです。）イカしたお兄さんに、イカした歌を歌ってくれないか？』
高見沢さんにリクエストされた桜井さんは、
「いいけどあらしちゃん、手伝ってくれる？ベースを弾いてくれない？（←あくまでも可愛らしく…）」
というわけで、あらしちゃん用に作られたという小さくて軽いベースを持たされた坂崎さん。違和感なく決まっていました。

「この春の幼稚園児は正直言って、去年のオカマキャラよりキツいぜ。」
と前置きしてから、懐かしい沢田研二さんの「TOKIO」を「MAKOTO」に替え歌して歌う桜井さん。最高でした〜。

お二人が引っ込んでスモッグを脱いでいる間に、高見沢さんからメンバー紹介です。キーボードの山石さん、ドラムの吉田さん。そしてちょうどお二人が再登場したところで、
「坂崎ロッキー、桜井ロッキー、そして高見沢ロミオ〜〜。」
ちょっと？？でしたが、初日から参加していないと分からない流れがあるんだろうな、と思いました。

「さあ〜、皆で俺をロミオって呼んでくれ！」
のりのりな高見沢さん。みんなでロミオ〜、と呼ぶと、
「まだまだ恥ずかしがってるな〜。」
と、もう一度ロミオ〜。

「俺がロミオなら、君たちは？」
「…Juliet!」

「厚かましいんだよ！！」

恥ずかしながら、本気でショックを受けてしまいました（T T）。今まで高見沢さんがこんな言葉を使うのを聞いたことがなかったので。でもこれを嬉しそうに何度も繰り返しているのを観て、これってもしかしたら桜庭やっくんの「スケ番キャラ」ではないかな、と気がつきました。

もしかしたら、ファイナルではセーラー服に竹刀を持って登場したりして…。「HEY!HEY!HEY!」で桜庭やっくんと共演したときに、「これ俺着ていい？」と話してたし。（←ひろがる妄想。）

「僕がロミオなら君は？」
とターゲットは桜井さんへ。照れてしまった桜井さんが、小さい声で
「…Juliet…」
と応えると、聞いておきながら高見沢さんってば、おえ〜〜、おえ〜〜、と言いながら上手のほうへ（^▽^）。

　

• メリーアン
• 星空のディスタンス
• FLOWER REVOLUTION

「みんなの声の大きさで「Juliet」をやるかどうか決めるぞ〜〜。」
と散々煽ったあとに始まったのは「メリーアン」でした（T▽T）。
これって千葉だけでしょうか？いつかどこかで本当に「Juliet」をやってくれるのか、また次の楽しみになりました。

「星空のディスタンス」ではピンクのテープが舞いました。確かアンコールでは坂崎さんもピンクのギターを使っていたし、「春の嵐」を意識した演出で、思い出までピンク色になりました。

桜井さん、次は高見沢さんがステージから去ってしまった後も、一番最後までステージに残って、手をぐっぱーぐっぱーして声援に応えてくれる坂崎さん。

坂崎さんがリードボーカルの曲が少なかったので、余計に嬉しかったです。

アンコール　2

高見沢さんの純白のフリフリ衣装は、どういう作りなのか細かいところまではよく分からなかったのですが、両手を広げて挨拶をしたときに、しっかりとおへそが見えてしまいました。

席が遠いくせに、そんなとこばかりに眼がいってしまった自分に、反省！！いやでも、これって見せるデザインなんだろうな〜、と納得してみたりして…。

「お腹こわすよ〜。」と心のなかでツッコんでみました。

「千葉の感想を二言で。じゃあ坂崎。」と高見沢さん。
「急に言うのやめてよ〜。」と文句を言いながらも、まだまだツアーは続きますが、とご挨拶する坂崎さん。その横で、指折り数える高見沢さん。
「二言って言ったのに、3△○字もあったぞ〜。じゃあ桜井。」
「千葉は何も言うことはありません。期待どおりでした。」
ビッシッと決める桜井さん。格好良かったのに、坂崎さんに、
「簡潔だね〜。」
と言われると、くるっと後ろを向いて右手でお尻を撫でてました。
「それは半ケツ。」
と坂崎さんがツッコむと、さらに両手でお尻をぺろり。桜井さ〜〜ん（T▽T）。

「じゃあ、高見沢は20文字以内で。」
と坂崎さんが高見沢さんに振ると、「苦手〜〜、苦手〜〜。」と高見沢さん。
「じゃあ、原稿用紙4枚で。」
とおまけしてもらうと、「それは得意。」と嬉しそうにニッコリ。

高見沢さん　「その手はなあに？」
桜井さん　　「いや、数えようと思って。」
高見沢さん　「すごいなあ桜井！20まで数えられるようになったのか！」
桜井さん　　「もちろん坂崎の指も借りるよ〜。」

ツアーパンフレットの話から。
「この間、3人でゲームをやったんだけど、友だちなんだなーって思ったんだ。いつも音楽は一緒にやってるけど、仕事だという面もあるからね。だって嫌いなやつとはゲームやらないだろ？」
昔はよくトランプとか、麻雀とかやって、飽きると身体測定をして遊んだ話をされていました。何度聞いても心があったかくなります。

ゲームだと分かっていても本気になってしまう、という高見沢さん。勝たないと気が済まないそうで、
「俺がインチキなんてするように見えるか〜！」
観客席　「見える〜〜」
ショックだなあ、とガクッとする高見沢さん。（←ぷぷぷ）
「証拠写真がパンフレットにあります。」と、隣で坂崎さんがこそっと宣伝（^▽^）。

「思い描いていた53歳とは、まったく違っていますが…みんな、歳をとることは怖くないぞ！俺をみれば、あんなんでもいいんだ！って思うだろ。心配なのは桜井の肝臓だけです。」
後ろでふるふる震えるおじいちゃんのふりをしていた桜井さん。え？という感じで高見沢さんを振り返っていました。

• See You Again

「See You Again」
と皆が合唱しているときに、そっとサングラスをはずす高見沢さん。最後は
「Thank You! 千葉、See You Again!」

今度は高見沢さんが最後までステージに残って、観客席に向かって深々とお辞儀をした後、右手拳をぐっと突き上げて顔を上げました。このときばかりは、席が前の方だったら…と思いました。

この春は、ほぼ半分がシングルの曲、そしてシングルのリードボーカルを担当されることが断然多いとはいえ、半分が桜井さんリードボーカルの曲でした。THE ALFEEは曲もたくさんあって、曲順を決めるときはかなり悩むんだろうなあ、と思うのですが、意外なセットリストでした。

どのあたりだったかで、「ちょっと疲れが…」と仰っていた桜井さん。おどけてみせていましたが、どうか体調を崩されませんように。でも私はファンレターに「長生きして下さい。」とは書いてませんよ〜（^▽^）

（2007/04/26 更新）