青い追憶を辿りながら

2009/11/20(土) 長野ライブハウスJ

長野ライブハウスJ

Set List

  • Love Drives Me Crazy
  • 108
〜MC〜
  • Holy Knight
〜MC〜
  • No Doubt,No Life!
  • Are You Ready?
〜MC〜
  • So Alive
  • Always
  • 金木犀
  • Everyday
〜MC & メンバー紹介〜
  • 愛の名の下に
  • SHINE
  • Happy Birthday To You!
アンコール1
  • Bitter Sweet
  • 1400km/h
アンコール2
  • 春の嵐
  • ア・ソングフォージアダルト

たれみみの思い出

連日、良いお天気に恵まれました。最終の新幹線に間に合いそうだな〜、なんて思いつつずっと参加を迷っていて、チケットを取ったのは直前。しかし長野が第二の故郷だというLUKEさんのお喋りは、私の予想以上に長かったです。雷電さんのお誕生日のお祝いもありましたしね。

‥。‥゜。‥

Set LIstに少し変更がありました。曲目は熊谷と同じ(『Holy Knight』&『1400km/h』の組み合わせ)。バラード部分の曲順に変化がありました(7. Always 8. 金木犀 9. Everyday)。

LUKEさんの衣装は7周年ライブでも着てた斜め縞模様。灰色のデニム。ベルトは黒、チェーン付き。MASAKIさんは新潟と同じ横縞模様のニット。ボトムは黒。

長野ライブハウスJは小さくて狭い。でも新潟のように間口が狭くステージが奥まってる感じではなくて、雷電さんもグッと近かったです。真っ直ぐ前を見てると視界に3人一緒に入り、見晴らしが良い会場でした。ほくほく…。

‥。‥゜。‥

開演はほぼ定刻どおり。うん、よしよし。しかし本当に良く喋っていた、しかも思いついたことをポンポン喋っていた感じのLUKEさんのMCは、全部は覚えていませんし書くのもとってもメンドクサイ〜!(←あっ!)

『Love Drives Me Crazy』
『108』

LUKEさんの髪、サイドがまっすぐでサラサラ。ハネハネも控えめでナチュラルな感じでとても綺麗でした。『MASTER STROKE!! 』の時と比べると、ちょっと短く揃えたのかな? 衣装の胸元を以前のようにガバーッと開けなくなったので、大変よろしい。

しかしMASAKIさんに視線が惹き寄せられます。ときにベースを高く掲げたり、コーラスのあとはパッと素早く顔を右へ反らしたり、活発に動き回ってました♪♪


〜MC〜

LUKEさん、初っ端からやけにハイテンションにご挨拶。
「第二の故郷、長野! 父が○△市出身、母が□○市出身の、生粋の長野人です。ちょっぴり他の県より批判的になれる長野県。今日は長野の矛盾点を突いてみたりしたいと思います。」

そしてこのツアーでお馴染みのお話。
こうやって大きな音の中でワーッと盛り上がって、でも終わって外に出たとたん現実が襲いかかって来る。明日来る鬼だけが本当(←ちょっと唐突すぎる…。寺山修司ですよね?)。でもそれはきっと誰でも同じ。セレブになったことはないけど、ゼレブと呼ばれる、例えばパリス・ヒルトンにだって、その人にしか分からない悩みがある。

「他の人から見たら、例え顔が良くても…」
足元の機材に片足をかけ、身を乗り出しながら喋っていたLUKEさん。ふと言葉を切り、
「…顔が良くても…」
ご自分の頬を右手でぴたぴたと叩いて、フロアを見つめてみせたので、歓声と「かっこいいーー!」の声が起こりました。困った方です…(=´`=)。

「話変わるけどALvinoのKOJI!王子連合で高見沢さんのソロで一緒だったんだけど、アイツあれだけ足が長くて顔も小さくてカワイイのに、自分のこと大っキライなんだよね。俺もそうなの。4月12日生まれってそうなのかな。」

「俺なんか足も短くて、ほにゃらら…(←言葉を濁して)…でもみんな同じだから、誰かが自分より金持ちで格好良くても許してやろう!」
会場を出たら鬼が来る〜、としきりにLUKEさんが仰るので、場内からは「やだーー!」の声が。
「だからみんな一緒!」
笑顔なLUKEさん。だから一緒に盛り上がろうってことで次の曲。

「ちょっと待ってね、チューニング。やっとけっつーの。…(チューニング)合ってるっつーの。」
御自分で自分にツッコんでる、テンション高過ぎLUKEさん。

『Holy Knight』

前奏と間奏で、拳をぐーにしたMASAKIさんが、両手を交互に上下させるのが可愛かったです。そんな振り付けがあったなんて。


〜MC〜

「良い曲だー。」
終わるなり、いきなりこんなひと言。

「ツイストって難しいね。」
この曲の後にツイストを披露するLUKEさん。膝をフリフリ、手までフリフリ。どへっ!カワイイ。上半身しか見えないのだけれど、『Holy Knight』中にツイストしてたのかな?
「練習しよう。これからはそっちを目指せばいいのか。」(←え?)

あのパフォーマンスをしながら歌うってすごいね、って流れから、プリンスのお話になりました。
「プリンスってプリンスだもんね。良くあんな名前つけたよね。どうも、プリンスです。」
右手を出して握手するマネ。

「LUKE TAKAMURAっていうのもどうだろう? どうしてもね、ちょっと落としちゃうんだよね。『LUKE 篁』って俺にしたらまだカッコいい方。」
後ろで聞いてる雷電さんが、額に手を当てて「あちゃーっ。」って顔をしたので、フロアからはクスクスという笑い声と「らいでーん♪」という掛け声が…。雷電さんの方を振り返るLUKEさん。
「こっちにもまだ”雷電”のままの人が…」

そして前を向いたLUKEさん。おもむろに…
「だぁ、はっ、はっはぁっ〜。座布団取っちゃいなさい〜〜。」
唐突過ぎてびっくりしたー。おっきなお口開けて、円楽さんのマネ!
「『笑点』では○○さんが好きで、△△さんはちょっと苦手だったかな?無理してる感じがして…うんぬん…」
ほんによう喋りますなぁーー(・・;)。

ここでまた「Hey!」の練習をしましたが、1回目から声が大きかったので、
「みんな、だいぶ慣れて来たな〜。」
と、LUKE先生も満足そうでした。

『No Doubt,No Life!』
『Are You Ready?』


〜MC〜

この辺りで自転車のお話になりました。家の近くにいつも走ってるコースがあって、家からこの信号まで何分で着いたら、次の信号にひっからないな、とか時計を見ながら走っているのだそうです。細かい〜…。で、腕時計を見ながら信号待ちをしてて、信号が青になったので進もうと思ったら、急に車が目の前を横切って行って危ない思いをしたのだそうです。

そして、どんな流れだったのかウルトラマンのお話。
「ふたつの…ふたつの…いのちを…いのちを…」
声を震わせてモノマネをするLUKEさん。そしてゾフィーの声がどうの、ハヤト隊員の命がどうのと楽しそうに喋るのだけれど、ウルトラマンのお話は良く分かりませんでした。分からないけどLUKEさんがとっても楽しそうなのは伝わってきました。

このとき、MASAKIさんがマイクをクルッと回して傍へ寄せたので、何か絡んでくれるのかな?と思ったのですが、結局何も喋りませんでした。う〜ん、残念。

「イキイキと次の曲へ…。こうやってどうにかして次の曲へ繋げようとする感じが『笑点』みたい。」
俯いてひとりで笑ってたと思ったら…
「だぁ、はっ、はっはぁっ〜。座布団取っちゃいなさい〜〜。」
おっきなお口で、また円楽さんのマネをするLUKEさん。意味不明で可笑し過ぎるーー!!

『So Alive』

大阪ではまだMASAKIさんのコーラスが少し浮いた感じでしたが、ツアーも折り返して、LUKEさんのヴォーカルとMASAKIさんのコーラスの絡み合いが、増々格好良くなってきてました。

『Always』

曲順が変わって少し驚き。今まではあの『金木犀』の後だったので、どうしても印象がやや薄かったのだけれど、この日は不覚にも涙腺が緩みました。ただ大阪からずっと『今もきっと…』の歌い終わりの部分が気になってます。CD通りでいいと思うのですが…。

『金木犀』

『Everyday』

CANTAのライブでは、音が完全に消えるまで静かに聴いていることが多いのですが、新潟とこの長野は、曲が終わる前に拍手が起こってました。やっぱり地域によって違うんだな〜と思いました。


〜MC & メンバー紹介〜

「『Green Horn』の曲、ほとんどやっちゃったね〜。…新旧織り交ぜてお送りしました〜。」
そう? そんなに織り交ぜていない気がして、LUKEさんの言葉が可笑しかったです。
「さっき言い忘れたけど、バレちゃったよ。『Hey!』の手の挙げ方で誰がアルバム聴いてないか。」
今日が初日という方も多かったようで、爆笑@フロア。
「帰りに買って行って下さい。」(←にっこり♪)

ここでメンバー紹介。LUKEさんが雷電さんを紹介すると、コーラスマイクに顔を寄せる雷電さん。
R 「ちょっとおしっこ行って来ていいですか?」
開口一番になんてことを〜〜 (ノ´▽`)ノ。雷電さんがLUKEさんの方を見ると、LUKEさんがちょっとソデに隠れかけてたところで、慌てて戻ってました。
L 「俺は違うよ!」
トイレを否定するのか?LUKEさん。
M 「ここは僕が繋がないと〜〜。」
マイクなしなのにMASAKIさんの楽しげな声が良く聞こえました。拍手@フロア。MASAKIさんを紹介すると、LUKEさんまでいなくなってしまいました。

「僕は声が出なくなってですね〜、風邪ではなかったんですけど咳がでて…で薬屋さんに行ったんですよ。薬屋さんって分かります?」
爆笑 (´▽`)。MASAKIさんの楽しい独演会。

水薬を買ったら、決まった分量だけ飲むようキャップが計量カップになっていて、それが持ち歩くのに邪魔だったので、口に含んだ感覚だけを頼りに、ラッパ飲みしてたのだそうです。
「スタジオのスタッフさんが眼を丸くし見ていてですね〜。なんてロックなんだろうって感じに。」

MASAKIさんが振り返ると雷電さんが戻ってきてました。
R 「たしかこないだ長野に来た時もそうだったんだよね。僕の膀胱に…何をするんだ長野め〜。」
LUKEさんも戻っていらして3人揃いました。
M 「長野はエロに厳しいんですよね。」
ピンク産業があまりないですよね?、とLUKEさんに言うMASAKIさん。
L 「ん?なになに?…あぁ、ピンク産業ね。」
あまり話にのらないLUKEさん。会場内にお父さんに肩車してもらってるお子さんがいたのを、気にされていたようです。

L 「さっき子供もいたよ。」
フロアを指差すLUKEさん。
M 「おそらく分からないと思います。横文字を使ってるので…」
するとフロアからのツッコミが、MASAKIさんの耳にはいったようです。
M 「エロも横文字じゃないですかー。」
拗ねた口調で言い返すカワイイMASAKIさん。

L 「MASAKIがキレた〜。いつも一定のテンションのMASAKIが。」
M 「子供がまだ食べてるでしょう!!!」(By『北の国から』)
もう大ウケーーー。で、MASAKIさん、マイクをプイッとどけてしまいました。このMASAKIさんの拗ねた子供みたいな仕草が、すっっごい可愛かったです。
L 「もういいの?」
大笑いのLUKEさんは、ご自分で自己紹介。
L 「ギター&ボーカルのLUKE篁です〜。」

ここから、しばらく会っていないという長野出身の、ちょっと頑固なお父様のお話。Marshall公式サイトのアーティストコーナーにも書かれているお馴染みのお話ですが、小学校のときからバンドをやっていたというお話から始まって、LUKEさん喋る喋る…(;^_^A。

同じマンションの1階下にはハモンド・オルガンを持ってる同級生がいたとか、ドラムを持っている子がいたとか、以前『コブラさん コブラ安藤』で対談したときにAnchangさんも仰ってましたが、都会で育ったんだなぁって感じのお話でした。

『愛の名の下に』

『SHINE』

LUKEさん、いつものところで高速ターン。狭いステージでもイキイキ動いてました。高音が綺麗に出ていて喉の調子も良さそうでした。

『Happy Birthday To You!』

チャカチャカと賑やかないつものSEが始まると、いつもの煽る言葉を口にするLUKEさん。
「何の歌かわかるかー?誕生日を祝う歌だー。Happy Birthday To……雷電湯澤ーーー!」
LUKEさんの言葉でSEと演奏が止まり、スタッフがローソクの火を灯したケーキを掲げてきました。本当に驚いた顔をしてた雷電さん。(←MASAKIさんがOfficial Siteに動画を載せてくれました♪)
L 「ホントは明日なんだけどね♪」

今度は曲の途中で、また演奏がピタッと止まったので何事だろうと驚きました。素早く下手ソデに入ったLUKEさんが、小さいケーキを片手に戻って来ました。
L 「もうひとりいるんだよ♪」
いつもMASAKIさんサイドにいるスタッフの方に、初めてのお子さんが産まれたのだそうです。仙台公演の翌日に。LUKEさんがニコニコで、どっちだったの?とか、どれくらいだったの?とかを聞いてました。

MASAKIさんやLUKEさんのローディーさんがカメラを構えると、そのスタッフの方がケーキにかぶりついてました。照れくさそうで本当に嬉しそうでした。

で、また止まったところから演奏再開。MASAKIさんのベースソロがいつもと違った気がします。もうベースじゃないみたいな美しさ。


アンコール1

登場するとMASAKIさんは、ソデの方で両手を伸ばして上半身を折り曲げて、先ほどのスタッフの方にベースをかけてもらってました。チャコールグレーのツアーTシャツ(フロントプリントバージョン)。すると同じチャコールグレーのツアーTシャツ(バックプリント)を着た雷電さんが登場されたので、おふたりで仲良く向かい合って、御一緒にTシャツの裾をパンツのなかにぐいぐい押し込んでました。それで腰に手を当てて並んだので、すごい可笑しかったです。

遅れて登場したLUKEさんも笑ってました。
「洟垂れ小僧みたい。ポケットも出てるし…。」
Tシャツの裾をインしてる子供っぽいMASAKIさんと、顔を見合わせて笑ってました。

『Bitter Sweet』

『1400km/h』

LUKEさんのギターソロが輝いていた。ギターの音も、少し俯いて弾く真剣な表情も、何もかも素敵だった。LUKEさんが仙台で「俺たちのパフォーマンスも良くなってるし…」と仰ってましたが、本当にそう思います。


アンコール2

LUKEさんはMASAKIさんとお揃いの、チャコールグレーのツアーTシャツ(フロントプリント)。長野は3人ともチャコールグレーでお揃いで、可愛かったです〜♪。

「今日はすごい楽しかった。ありがとね。」
LUKEさんからご挨拶。
「俺は生まれは東京なんだけど、東京ってあまり故郷っていう感じのところがないから、こういうところ(長野)があると嬉しいよね。」

L 「CANTAで思い出の地を巡るってどう?俺は長野ってことで。MASAKIは?」
M 「僕はCANTAではまだ行ったことがないんですけど、高校時代を過ごした和歌山。入学したところで卒業したのが初めてだったので…」
もうすこし色々話して欲しかったのに、MASAKIさん遠慮してるのかな? LUKEさんもすぐ「雷電は?」って雷電さんに話をふっちゃったし…(´・・`)。

雷電さんは大分。ホバークラフトが最近なくなっちゃったお話で盛り上がってました。
R 「(公共の交通機関を)買い取るくらいビッグになってやる。」

ここからまたLUKEさん、長野ネタで喋る喋る。電車に乗って長野を訪れたとき、トンネルを数えるのが大好きだったとか、トンネルを抜けると突然眼を開けていられない程の雪景色になるとか、新幹線だとそういうのがない、とか…。
「でも新幹線、小諸に通したいね。やっぱり県知事に立候補しないと。」

『春の嵐』

『ア・ソングフォージアダルト』

LUKEさんがギターをフロアに回したところで時計を見ると21時30分。やっぱり最後まで見られないと諦めてここで退席しました。長野駅まで歩いて3分。

‥。‥゜。‥

後ろにいた私の周りは男性が多かったです。開演ギリギリに駆けつけて、仕事帰りと分かるスーツ姿で、とても嬉しそうに聴いているのをそっと見ていて、私もなんだか嬉しかったです。

長野はLUKEさんのお喋りも長かったけど、MASAKIさんや雷電さんのお話も聞けたので、最後までいられなかったけど行って良かったです。実は雷電さんのお誕生日をすっかり忘れてて…(;^_^A。期せずして一緒にお祝いできて、それも嬉しかったです。

(2009/11/23)