青い追憶を辿りながら

2008/09/28(日) 名古屋E.L.L

Set List

  • Hello!
〜MC〜
  • 悲しき絆創膏
  • 108
〜MC〜
  • Crying Days
  • Everyday
  • Rainbow
〜MC〜
  • 金木犀(新曲;仮タイトル) (Acoustic ver.)
  • 春の嵐 (Acoustic ver.)
〜MC〜
  • オルタナ
  • Adieu!
  • SHINE
  • Tonight3
〜アンコール1〜
  • Irritation
  • 春の嵐
〜アンコール2〜
  • 1400km/h
  • Happy Birthday To You!

たれみみの思い出

E.L.Lはフロアに3段くらい段差と手すりがあるので、とても見やすいライヴハウスです。今回のツアーでは整理番号が一番早かったので、前から2〜3列目位の位置に入ることができました。

今日のMASAKIさんは、ご自分でヤカンを持って登場(^^)。客席へ丁寧にお辞儀をしてました。続いて雷電さん、LUKEさんも登場です。オープニングからMASAKIさんは”低跳キック”を連発。雷電さんは今日も最初から上半身裸でした。LUKEさんのギターは高見沢さんソロで、確か『Endless Dream 2007』1曲でだけ使用されていたギター。近くで見ると黒ではなく、深い焦げ茶色でした。

  • Hello!

LUKEさんからご挨拶です。

LUKEさん  「昨日は夜のうちに移動して、名古屋で食事をしたんだけどね。”どて煮”についてダジャレを連発しながら…ねぇ、MASAKIくん!」
ぴょんっと反応してマイクに近寄るMASAKIさん。
MASAKIさん 「どてっことないですよ。」

よく覚えていないのですが、MASAKIさんがふたつ程ダジャレを言うと、LUKEさんが「ないか?ないか?他にはないか〜。」と言いながらステージを歩きます。雷電さんが、ハイッと手を上げました。
雷電さん  「ボクはドテッと寝てました。」
肩をすくめて、すいませ〜んという顔をする雷電さん。

LUKEさん  「雷電は本当に疲れて寝てたんだよね。おじいちゃんだからね。ボクはギンギンです。」

名古屋E.L.L

隣りでマイクなしで笑うMASAKIさん。笑い過ぎー(^^)。

後ろを向いてモソモソしてるLUKEさん。振り返ると水色の可愛い絆創膏が貼ってありました。BARKSのCANTA特集を読んで、え〜?絆創膏貼ってたっけ?と思っていたのですが、初めて見ましたー。

名古屋E.L.L
LUKEさんの前髪がだいぶ伸びていて、前髪の隙間から黒い瞳がきらきらしてました。

「貼る?」とLUKEさんに聞かれると、MASAKIさんはLUKEさんのローディーさんの方へ歩いて行って、絆創膏を貼ってもらってました。すると雷電さんまで、ドラムセットが置いてある台の端の方へ座り込んで、可愛らしく貼ってもらうのを待ちます。

名古屋E.L.L

雷電さんが可愛くて、歓声が起こりました。既に貼ってもらったMASAKIさんは「お客さんから見えないよ。」とLUKEさんに肩を押されて、場所を移動させられてました(^ ^)。雷電さんは額に貼ってもらって、3人お揃いになりました。

  • 悲しき絆創膏
  • 108

『悲しき絆創膏』

前奏からクルッとターンするLUKEさん。周りから大きな歓声が起こったのでびっくりしました。ヘドバンして楽しそうにギターを弾くLUKEさん。曲が終わると絆創膏をペリッと剥がして、足下のモニターのとこにポイッと落としてました。

『108』

今日も背面弾きー。衣装の裾が長かったので、大阪のときみたいに腰が見えなくてホッとしました(=´`=)。

「跡残ってない?せっかく綺麗にしてもらったのに、後で絆創膏の跡が付いてますよ、って言われちゃったらね。(剥がした絆創膏を)投げようと思ったんだけど、こんなの投げてもね。…欲しいの?…Fetishismだねぇ。」
ちょっと笑うLUKEさん。

ここのMCでだったか、LUKEさんが喋っていると、クスクスという笑い声とともに視線がMASAKIさんに集中しました。不思議そうに振り返るLUKEさん。MASAKIさんが雷電さんの傍で、お尻をしきりに気にされてました。

名古屋E.L.L

LUKEさん  「どうしたの?」
MASAKIさん 「ちょっとビリッといったみたいで…。」
LUKEさん  「大丈夫?着替えてくる?」
MASAKIさん 「ボクは気にしないんですけどもね。」
といいながらも、しきりにお尻を触ってるMASAKIさん。

LUKEさん  「めちゃくちゃ気にしてるじゃない。…ちょっと見せてごらん?」
LUKEさんにそう言われると、素直にお尻をむけてLUKEさんにお尻を見てもらうMASAKIさん。

名古屋E.L.L

MASAKIさんのお尻を覗き込んだLUKEさんは、そのままご自分の定位置に戻りながら吹き出してました。それをヘッドセットのマイクがちゃんとひろってたので、MASAKIさんがありり?という感じの顔をしたのが、とっても可愛かったです。

名古屋E.L.L

LUKEさん  「…MASAKIって、結構綺麗な色してるね。」
観客席から「見せてーー。」と声が掛かりました。
MASAKIさん 「(それは)おいおい。…ボクの○△×◇は綺麗なんです。」

LUKEさん  「名古屋って盛り上がる以上のことが起こるよね。考えてる以上のことができちゃうってことだよね。」
客席へ向かって、チュバチュバッとキスしてみせるMASAKIさん(^▽^)。初めて見ました。

名古屋E.L.L

LUKEさん  「機材のトラブルとか…。」
今度は雷電さんとMASAKIさんが、揃ってLUKEさんのローディーさんを指差して笑ってました。

LUKEさん  「次の曲はこれ(スタンドマイク)ね。ということは動かない曲をやります。」

  • Crying Days
  • Everyday
  • Rainbow

『Everyday』

最後の音が消える、その瞬間まで大切にしているのが伝わってきます。メンバーも観客の皆さんも。

『Rainbow』

拍手が鳴り止んで静かになったところで、LUKEさんがギターをポロポロ爪弾きます。チューニング?と思っていると、MASAKIさんと、雷電さんもシャララ〜〜と少しずつ音を重ねていって、一段落してから『Rainbow』のイントロが始まりました。この少し神秘的な、静かな始まりがとても印象に残りました。


曲が終わると雷電さんとMASAKIさんが退場されました。気のせいかもしれませんが雷電さんがちょっと辛そうに見えて、ドキドキしてしまいました。

「今やった曲は、『きらきら』のなかに一曲も入ってません!次にでるバラード…ていうかゆっくりめの曲を集めた『めらめら』に全部入ります。」

「CANTAも色んな曲があるからねー。エロいものから、もちろんカッコいいものから。心のなかのわだかまりみたいなのを、こう吐き出したようなものとか…。バラードって言っても、君は〜♪みたいなものはないんだけどね。そのうちね。」

「心のなかにわだかまったものを吐き出して、バランスを取ってるのかもしれないね。ブルースってなくならないね。孤独がついてまわるんだろうね…。」

「新曲をやろうと思うんですが、これができたのがつい2日間前…大阪ではリハーサルまでやったんだけど、結局できなくて、ホントごめんなさいっ!だったんだけど。」

「『パピヨン』ってやったとき、色々説明したんだけど、俺としては良かったなと思ったんだけど(←言い回しがうろ覚えです。)、これは説明しようがないから聴いてもらうのがいいかな?」
他にもちょっと色々と前置き(言い訳?(^^))をしながら「オレ、ずるいな〜。ちゃんとやろうっ!」と苦笑いするLUKEさん。

  • 金木犀(新曲;仮タイトル) (Acoustic ver.)
  • 春の嵐 (Acoustic ver.)
  • 『金木犀(新曲;仮タイトル)』

    Takamineのアコギを弾きながら歌うLUKEさん。まだ歌詞を覚えていない(…と思われる)ので、左下のモニターをずっと見て歌ってました。

    名古屋E.L.L

    眉根を寄せて表情は辛そうなのに、歌声はとても優しく語りかけてきました。呼吸も忘れるほど聴き入っていると、ふいに歌声が途切れたので、はっとしました。LUKEさんの眼からポロポロと涙が零れたのを見て、激しく動揺してしまいました。

    途切れたのはその一瞬だけで、ちゃんと最後まで歌い切ってました。暗転したステージで背中を向けてしばらく動かないLUKEさんに、温かい拍手がずっと続いてました。振り返ると「ごめんね。」と謝るLUKEさん。照れ笑いしながらローディーさんの方を見たので、LUKEさんといつも一緒のローディーさんが、何度も頷いてました。

    「夜中に歌詞を書いてるからね。盛り上がっちゃって、書きながら泣いてたから。歌ったら泣くだろうなって…。」
    指で涙を拭いながら、明るい口調で喋るLUKEさん。
    「こういうときはタオルの助けを借りないとね。」
    タオルを手にして笑顔を見せてくれるのですが、涙で濡れた目元に胸が痛くて、なかなか気持ちが切り替えられませんでした。泣かないで、LUKEさん。

    名古屋E.L.L

    「タオル、何百本って持ってきたんだけど、大阪で全部売り切れちゃったから、急遽取り寄せました。だから今日も買っていってね♪」
    ハイ、昨日は黒。そして今日はLUKEさんとお揃いの葡萄色を買いました。

    大阪でもやったんだけどなかなか良かった、とご機嫌LUKEさん。普段ライヴに参加すると、一緒に歌いたくて情熱的な口パクをされているのだそうです。みんなも歌いたいだろ?とのことで今日も『春の嵐』大合唱。昨日と違いタオルを回したので、歌っているときホコリがすごかったです。(そのせいか東京では、タオルを回すかはそれぞれお好みで、となりました。)


    ”きらきらおやじ”のお面をして、また雷電さんとMASAKIさんが戻ってきてくれました。LUKEさんもお面をして、やたら嬉しそうです(^ ^)。
    LUKEさん  「みんな、がっかりかもしれないけど、今回の目玉はこれです。」
    なにか、もごもご喋ってるMASAKIさん。お面に遮られて聞こえません。するとお面の下側をペロッとめくり、マイクに引っ掛けました。
    MASAKIさん 「もしかして(マイクに)通ってませんか?…これで弾けるのか?弾けます。なぜならプロだから。」

    名古屋E.L.L

    LUKEさんのギターはKG-GalaxyのRuby Red。
    LUKEさん  「これをしたら、この曲しかないよなーー!『オルタナ』。」

    • オルタナ
    • Adieu!
    • SHINE
    • Tonight3

    『オルタナ』

    本当に新曲?と思ってしまうくらいライヴに馴染んでいたような気がします。すっかり、CANTAの代表曲になっている感じでした。6周年記念ライヴの感想で「印象に残らなかった。」なんて書いてましたが、美しく成長したんですね。

    アンコール 1

    黄緑色のゆるやかなパンツに履き替えて、颯爽とMASAKIさんが登場です。
    「見てみたらやっぱり穴があいていたので、着替えてきました。」
    ひょいひょいと雷電さんも登場です。
    「こないだ雷電さんと一緒にタクシーに乗ったんですよね。僕たちは仲良しなので。」
    ん?という感じに顔を上げる雷電さん。
    「ほら、撮影のときに…。大丈夫ですか?あちらにマイクがありますが…。」

    LUKEさんのスタンドマイクが端の方へ片付けられていたので、よっこいしょと立ち上がってそちらに行く雷電さん。マイクがほんと端の方に置かれていたので、そのままLUKEさんのローディーさんの方を見て喋り出しました。大爆笑@観客席。

    名古屋E.L.L

    笑いながらスタンドからマイクを外す雷電さん。そしてドラムセットが置かれてる台に腰をかけて、にこにことMASAKIさんとおしゃべりTIMEになりました。

    撮影のあと、すぐにスタジオを出たのがふたりだったので、一緒にタクシーに乗ったのだそうです。道に迷った運転手さん。地図を見ながら散々迷って、また同じスタジオに戻ったりして、最後は日本語がわからないフリをしてたそうです。
    MASAKIさん 「その間もメーターは回ってるわけですからね、運転手さん、そりゃないでしょーって言ってたんですが…。」

    LUKEさん  「おもしろい話をしてるねー。」
    昨日は黒だったのに、この日は茶色のツアーTシャツでLUKEさんが登場です。

    引き続きMASAKIさんが喋ります。
    MASAKIさん 「皆さんもCANTA船に乗ってこれからも…上手くないですね〜。CANTA号に乗って、沈むことなく…上手くないですね。……LUKEさんですーーー。」
    LUKEさん  「はい、LUKEさんです♪左から見てもLUKEさんです。」
    横を向いてみせて、なんだかご機嫌なLUKEさん。ギターはトワイライト。

    名古屋E.L.L
    • Irritation
    • 春の嵐

    『春の嵐』

    LUKEさんの傍に来ていたときに、タオルを持っていなかったMASAKIさんは、慌ててLUKEさんの葡萄色のタオルを回してました。そして最後に前の方へ出てきたときは、LUKEさんの葡萄色とご自分の黒いのと、タオルを2本回してました。ベース、ベースは?(^ ^)。

    大阪と同じく、「頭はエロトピア♪」のとこだけは、やっぱりみんなに歌わせるLUKEさん。ちょっと何か企んだような顔をして、ニッカーッて笑ってました。くらり…。

    衣装を替えたMASAKIさん。安心してお尻を向けて、雷電さんの方をみながら左右へ体を揺らして演奏していました。雷電さんは汗びっしょりでしたが、MASAKIさんを見ながらにこにこ。楽しそうな雷電さんの笑顔を見て、とても嬉しかったです。

    名古屋E.L.L

    アンコール 2

    「アンコールありがとう。」
    あと2曲だとLUKEさんからお話がありました。え〜〜@観客席と声があがると、
    「ケツが分かってるとノリやすいだろーーっ!」
    ドキッとする言葉で煽る煽るLUKEさん(^^;)。1曲目が焦げ茶のギター。すばやくギター交換して2曲目がトワイライトでした。素早くギターを交換するLUKEさんがとても好き。

    • 1400km/h
    • Happy Birthday To You!

    『Happy Birthday To You!』

    名古屋E.L.L

    「僕は君じゃない♪」のところで、MASAKIさんの肩に手を置くと、ちょいっ!と軽く突き飛ばすLUKEさん。MASAKIさんは笑いながら、大げさによろめいてみせてました。

    後奏が長い長い。昨日より長かったです(^ ^)。一度、雷電さんの傍へ行ったMASAKIさん。ステージから身を乗り出すようにLUKEさんがいつまでもギターを弾いているので、また戻ってきてくれてベースを弾いてくれました。この最後の曲だけ”青豹”くんベースでした(描き間違えました(><))。


    最後は確か大阪も名古屋も、雷電さんはスティックを投げて手を振ってくれました。MASAKIさんもティーバッグとか”投げる用の”黄色いピックとかをたくさんバラまいてくれました。

    名古屋では大阪のように、LUKEさんはフロアに降りませんでしたが、またステージの端から端まで歩いてたくさんのひとの手にタッチしていってくれました。私もLUKEさんの手に触れることができました(=´`=)。しっとり汗ばんだLUKEさんの指をちょっとだけ握ってしまいました。

    。。‥○゜。。‥☆゜。。‥○゜。。

    OSAKA MUSEはなんとなく手探りしているような感じでしたが、E.L.Lは一度ワンマンライヴが出来たことによって、手応えを掴んだのかな?と感じさせるライヴだったのではないかと思います。

    どこのMCか忘れてしまったのですが、LUKEさんが、
    「やっとここまで来れた。下手だけど、俺、歌ってて良かった…。」
    と仰ってました。

    終演後外へ出ると、少し肌寒く雨がぱらついていました。そのせいかライヴが終わってしまった寂しさが募りました。でもサンフォニックスホールから帰るときの、あのしょんぼり沈んだような寂しさではなくて、もう次のライヴが待ち遠しいという寂しさでした。終演後もずっとLUKEさんのことを想ってました。

    (2008/10/20 更新)